入場2万人目の郷優子さん(中央)=11日、湧水町の霧島アートの森
湧水町の霧島アートの森で開かれている「水木しげる 魂の漫画展」(県文化振興財団、南日本新聞社など主催)は11日、入場者が2万人を突破した。
2万人目は出水市の郷優子さん(68)。高校からの友人である前田葉子さん(68)、安藤祐子さん(68)と訪れた。記念のセレモニーがあり、同園の長友洋子副館長から同展の関連グッズなどが贈られた。郷さんは「昔テレビで見た『ゲゲゲの鬼太郎』を思い出しながら懐かしく鑑賞した。水木さんが過酷な戦争を体験し、片腕で多くの作品を描き続けていたのを知り、印象深かった」と話した。
同展は「ゲゲゲの-」や「悪魔くん」などで知られる漫画家、水木しげるさん(1922〜2015年)の原画や愛用品を展示する全国巡回展で、霧島アートの森が最後の会場となる。
23日まで(16日休み、22日は開園)。14日午後2時から学芸員によるギャラリートークがある。一般1200円、高大生800円、小中生600円。霧島アートの森=0995(74)5945。