茶色く濁った水に浸水する車や建物=8月8日午前7時35分ごろ、霧島市向花町
霧島市は11日、8月の記録的な大雨の被災者支援や施設復旧にかかる経費を盛り込んだ2025年度一般会計補正予算案(26億9957万円追加、総額950億315万円)を発表した。12日の本会議で追加提案する。
予算のうち、災害救助費に5億1317万円を当てる。そのうち市独自の見舞金に3億2486万円を計上。床下浸水1件あたり5万円、自動車の被災1台あたり3万円など、国や県の支援金の対象外となる被災者にも支給する。床下浸水した店舗や床上浸水した子育て世帯も対象となる。
義援金には1582万円を投じ、住家被害を受けた世帯に1次配分として一律1万円を配布する。
その他、農地農業用施設の災害復旧に17億7988万円、全壊家屋の公費解体などに1億8495万円、林業施設の災害復旧に1億7500万円を計上する。