市役所が変わらんといかん――賛同した職員有志37人がPT発足。異動や給与、人材育成、縦割り打破へ自ら協議「努力が報われる職場に」 日置市

2025/10/10 06:23
働き方改革プロジェクトチームの初会合で永山由高市長(奥左)から辞令を受け取る職員=日置市役所
働き方改革プロジェクトチームの初会合で永山由高市長(奥左)から辞令を受け取る職員=日置市役所
 鹿児島県日置市は、職員有志37人による働き方改革のプロジェクトチーム(PT)を設けた。合併後に策定された人材育成基本方針を年度内に見直す方針で、改革案を議論する。

 メンバーは将来に展望を持てる組織づくりに賛同した23~52歳。1日に初会合があり、永山由高市長は「市民生活をさらに良くするため市役所が変わる必要がある」と説明。辞令を受け取った職員らは「努力が報われる職場に」「自信と誇りを持って働きたい」と抱負を語った。

 会合では求められる市の役割や理想像などを検討。チームごとのテーマを人材育成や異動・給与体系、縦割りでない職場づくりなど6分野とした。今後、昼食時間なども活用して月10時間を目安に協議する。改革案の一部は年明けにも導入し、来年度は具体的な制度設計を目指す。

 市は11月に民間と連携したコンソーシアム(共同体)を設立し、官民ともに働きやすい職場環境づくりに乗り出す方針。

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