国土交通省大隅河川国道事務所は10日、鹿屋、垂水両市を結ぶ国道220号古江バイパス(延長7.5キロ)が12月6日に全線開通すると発表した。未開通の鹿屋市白水町-古里町の2.3キロが、一般車両は同日午後4時から通行できる。
同事務所によると、工事が順調に進んでいることから開通日を決めた。今回の開通区間は片側1車線で、両側に自転車通行帯と歩道を設ける。
バイパス整備は、急勾配と急カーブの連続で見通しの悪い「古江坂」を避けるのが主な目的。通過時間短縮や渋滞緩和、災害時の代替避難路の役割も期待される。
1989年度に事業化し、総事業費は約200億円。古里町-垂水市新城の5.2キロは2010年度までに開通した。
12月6日は午前10時から鹿屋体育大学(鹿屋市)の水野講堂での開通式典の後、通り初めなどがある。