薩摩川内市消防局が廃棄する消防ホースで作製した特製コースター
鹿児島県薩摩川内市消防局は廃棄するホースを再利用してコースターを作り、無料配布している。これまでに約700枚を作製。火災鎮火で活躍したホースが、新たな姿で「火の用心」のPRに一役買っている。
ホースは1本20メートル。修理しながら10年以上使い、使えなくなると廃棄していた。コースター作りは予防課の竹下光敏さん(47)が県外の例を参考に提案し、5月頃から始めた。切り開いたホース1本から300枚ほど作れるという。
複数社のホースを使用しているため、出来上がりの模様はさまざま。竹下さんと他の職員の子どもが作った消しゴムはんこの「火の用心」と、同消防局のマスコットキャラクター「ユリハナ君」の絵をあしらう。
今後も廃棄ホースがあれば随時作製する。竹下さんは「消防に興味を持ってもらうことが火災予防の第一歩になる」と話した。