〈資料写真〉鹿児島県警本部
鹿児島県警の懲戒処分基準は甘いと県議から指摘されている問題で、警察庁は17日、同庁が示す指針について「甘いという指摘は当たらない」との見解を示した。9月24日付で南日本新聞が出した取材依頼書に、書面で回答があった。
同庁に対して(1)指針は甘くないか(2)警察職員の懲戒処分は世間一般より厳しい方が良いとの考えはないか-と質問していた。同庁は「人事院の『懲戒処分の指針』も参考に定めている。捜査や調査で判明した事実に照らし、個別具体的な事案に応じて、厳正に対処していく」などと答えた。
不祥事が相次ぐ県警職員の懲戒処分を巡っては、県議会総務警察委員会から県警に対して「処分が甘い。警察庁とも協議しながら、基準を含めた見直しの検討を」と要望が出ていた。