〈交通規制図あり〉あす25日から妙円寺詣り 伊集院・徳重神社を中心に関連行事

2025/10/24 07:30
妙円寺詣り大行進で坂道を歩く参加者=鹿児島市武岡1丁目
妙円寺詣り大行進で坂道を歩く参加者=鹿児島市武岡1丁目
 関ケ原の合戦で敵中突破し、薩摩に帰還した島津義弘勢をしのぶ「妙円寺詣り」と関連行事が25、26日、日置市伊集院の徳重神社を中心に開かれる。

 よろいかぶと姿の武者行列参拝は25日午後5時25分~7時と26日午後1時半~5時10分。伊集院町妙円寺詣り武者行列保存会の参拝は、25日午後6時と26日午後2時ごろの予定。薩摩日置鉄炮隊が25日午後4時50分ごろと26日午後3時ごろ、演武を披露する。

 同神社には伊集院高校書道部の作品や市民有志による生け花を展示。26日は表千家青年部が呈茶席を設ける。徳重神社周辺は両日駐車禁止で、伊集院中心部で通行規制がある。

◇本番を前に180人「大行進」

 日置市の子どもたちが、鹿児島市から伊集院の徳重神社まで約19キロ歩く「妙円寺詣り大行進」が18日あった。約180人が坂道など起伏の多い行路を約6時間かけて歩き通した。

 妙円寺詣りを前に、子ども会を中心に住民が遠行を体験し、気風を伝えようと始めて49回目。JRの臨時列車で鹿児島中央駅まで行き、西郷公園で出発式を開いた。伊集院中学校2年の坂口理桜(りお)さんが「関ケ原合戦での大先輩方のご苦労をしのびながら、最後まで成し遂げる」と宣誓。参加者は日置市の物産館「チェスト館」周辺で昼食を挟み、完歩した。

 4回目の参加となる坂口さんは「何回歩いても坂道はきつかったが、学年が違う地域の子としゃべれたのはありがたい。何とも言えない達成感がある」と話した。

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