【ドラフト会議】中高チームメイト、日本代表も一緒…神村学園高2人ともにプロの夢かなえる――阪神4位・早瀬「160キロ目指す」、楽天育成2位・今岡「まずは1軍に」

2025/10/23 23:28
笑顔で会見に臨む神村学園の早瀬朔(左)と今岡拓夢=同校
笑顔で会見に臨む神村学園の早瀬朔(左)と今岡拓夢=同校
 プロ野球の新人選手選択会議(ドラフト会議)が23日、東京都内であった。神村学園高の早瀬朔投手(18)=兵庫県出身=が阪神に4位で、今岡拓夢内野手(18)=兵庫県出身=は西武から育成2位で指名された。早瀬と今岡は、指名が分かると一緒に吉報を待った同級生から祝福を受けた。早瀬は、報道陣を前に「ほっとした。1軍で投げさせてもらえる選手を目指す」と抱負を話した。



 指名を受けた神村学園の2人は会見で笑顔を見せ、それぞれにプロ入り後の成長と活躍を誓った。

 早瀬は中学時代、2番手以降の投手だったが、神村学園で大きく成長。3年時にはエースを任されるまでになった。出身地の地元球団に指名され「ファンなのでうれしい」と顔をほころばせた。

 直球の伸び、フォークの切れがいい阪神の才木が目標。将来的に160キロ以上投げることを目指し、プロで通用する新しい変化球の習得に励んでいる。会見では「日本を代表する投手になる」と宣言した。

 今岡は、強打が武器で9月のU18世界大会でも本塁打を放った。「レベルが違う世界で置いて行かれないように頑張る。まずは1軍に入り、走攻守そろった野手を目指す」と成長を誓った。

 ともに兵庫県出身で、同じリトルシニアチームでプレー。互いの指名が決まると握手して喜び合った。今岡は「(早瀬)朔と一緒にプロの世界に飛び込むことができてほっとした」と喜んだ。

 2人は同級生たちに「みんなが支えてくれたから、今この場に立っている」と感謝。小田監督は「野球を愛し、子供に夢を与えられる選手に成長してほしい」と期待した。



 早瀬朔(はやせ・さく) 2007年8月生まれ、兵庫県丹波市出身。中学時代は神戸中央リトルシニアで全国大会に出た。神村学園高では、2年時に夏の全国高校野球選手権4強入りの力となった。3年時は最速150キロの直球と切れのあるスライダーを武器にエースとして活躍した。8月にU18日本代表に選ばれ、勝利投手になるなど世界大会準優勝に貢献した。185センチ、78キロ。右投げ左打ち。



 今岡拓夢(いまおか・たくむ) 2007年9月生まれ、兵庫県神戸市出身。中学時代に神戸中央リトルシニアで全国大会に出場。神村学園高では右の強打者として高校通算18本塁打を放ち、3年連続甲子園に出場。U18日本代表に選ばれ、W杯の南アフリカ戦で2点本塁打を放つなど貢献した。180センチ、81キロ。右投げ右打ち。

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