研修施設で日本語を学ぶ外国人技能実習生=薩摩川内市東郷町南瀬
                
             
                 全国の自治体のうち13都道府県の計27市区町村は今年1月時点で、住民に占める外国人の割合が10%を超えていることが分かった。技能実習生を含む外国人労働者や永住者らで、全国平均は3.0%。比率の高い自治体は工業地帯や観光地などが目立つ。各地で人手不足となる中、地場産業の担い手などで定着しているとみられる。
 鹿児島県は住民155万8920人中1万8685人で1.2%。市町村別でみると、大崎町が4.5%で最も高く、垂水市(3.6%)、東串良町、枕崎市(いずれも3.1%)の4市町が3%を超えた。県全体の人口は2015年(169万1427人)からの10年間で7.8%減ったのに対し、外国人は15年(6635人)の2.8倍に増えた。
 全国の在留外国人は376万人(昨年末時点)。前年比35万人増となり過去最大の伸び。住民基本台帳人口と在留外国人数のデータを分析した。