空き家率全国1位の鹿児島県が若者に呼びかけ「にぎわい創出に力を借して」 住民と利活用考えるワークショップの参加者募集

2025/11/06 17:00
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 鹿児島県は空き家の利活用策を地域住民とともに考えるワークショップを主体的に開く高校・大学生らのグループを募集している。県内の使用目的のない空き家率は13.6%(2023年)と全国1位で大きな課題となる中、地域の交流やにぎわい創出のアイデアを出し合い、実現に向けて計画書を作成する。

 県はこれまでアイデアコンテストなどを通じ空き家の利活用を促してきたが、地域の核となり自主的に動ける人材育成を目指すため、本年度は参加者が主体となるワークショップ形式にした。

 応募グループは対象とする県内の空き家を1件選ぶ(所有者から事前許可が必要)。当てがない場合は県から物件の紹介を受ける。採択された場合、ワークショップにかかる費用を県が助成する。複数回開催し、利活用の実施計画を作り、成果発表をする。県は来年度以降、提案実現に向けた費用助成も検討している。

 県ホームページにあるエントリーシートに記入し、11月20日までに電子メールで申し込む。県住宅政策室の瀬戸司室長は「問題意識を持って地域の課題に取り組む若い人材を育てたい。幅広く参加してほしい」と呼びかけた。

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