日置市の地域通貨とアプリを普及させたい? お化け屋敷はどうだろう…鹿児島県立短期大学生が発案、子どもたちがホラー楽しむ

2025/11/07 14:30
お化け屋敷でデジタル地域通貨のQRコードをスマートフォンで読み込む参加者=日置市
お化け屋敷でデジタル地域通貨のQRコードをスマートフォンで読み込む参加者=日置市
 日置市のデジタル地域通貨「とっぱ」の利用促進を目指し、県立短期大学(鹿児島市)の学生が日置市観光案内所でお化け屋敷を実施した。参加者はスマートフォンでアプリをダウンロード。真っ暗になった通路を進み、最後はアプリを使って特典をもらった。

 とっぱは昨年10月に運用を開始し、アプリ利用者は2659人。今回は商経学科の藤野博行准教授のゼミで地域活性化を学ぶ1、2年生15人が協力を申し出た。若い世代に普及させようとお化け屋敷を企画した。

 2日あり、案内所内に骸骨の模型が置かれ、よろいかぶと姿の武者が待ち構えた。参加者60人は驚きながらもゴールし、スマホをQRコードにかざしてトートバッグなどを入手した。妙円寺小学校5年の高山ゆりさんは「飾られていた顔写真が怖かった。とっぱをもっと使ってみたい」と話した。

 同短大1年の佐野正曙さんは「若者に発信し、親子での移住につながればいい」。藤野准教授は「若い人たちに地域コミュニティーに関わってもらい、交流も深めてもらえれば」と語った。

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