ノロウイルスの電子顕微鏡像(埼玉県衛生研究所篠原先生撮影)。<br />
直径は約38ナノメータ=国立健康危機管理研究機構感染症情報提供サイトより
鹿児島県は11日、屋久島町のお食事処「潮騒」で調理された弁当から食中毒が発生したと断定し、12日から3日間の営業停止命令を出したと発表した。
県生活衛生課によると、料理を食べた3〜73歳の男女31人が吐き気や下痢などの症状を訴えた。うち5人と調理従事者1人から同じ遺伝子型のノロウイルスが検出された。
5日に店で調理したエビフライや唐揚げなどを2グループ69人に弁当で提供。全員同日中に食べたという。症状が出た31人のうち11人が医療機関を受診。入院した人はおらず、全員快方に向かっている。店は9日から営業を自粛している。