ウミガメを見て喜ぶ梅本一輝ちゃん=鹿児島市本港新町のかごしま水族館
鹿児島市のかごしま水族館で8、9の両日、七夕飾りで募集していた来館者の願い事をかなえる催しがあった。このうち同市荒田1丁目の梅本真友美さん(8)と一輝(かずき)ちゃん(5)のきょうだいは「大好きなカメと触れ合いたい」という夢が実現し、ウミガメの身体測定や餌やりを体験した。
飼育員専用スペースに案内された2人は、水槽からカメをすくい上げ、器具を使って計測に挑戦した。一輝ちゃんは素手で恐る恐る持ち上げつつも「世界が壊れるくらいかわいい」と大はしゃぎ。真友美さんは「アカウミガメよりアオウミガメの方が手が柔らかい」と感触を確かめた。
催しは2008年から毎年あり、今年は3120件の応募があった。同館が実現可能と判断した785件を対象に抽選し、イルカと触れ合うなど計16件の夢をかなえた。参加者は約60人だった。