福島県双葉町の帰還困難区域に設定された「特定帰還居住区域」の一部で立ち入り規制が緩和され、開放されるバリケード=4日午前
                                    
                             
                 東京電力福島第1原発事故による福島県双葉町の帰還困難区域で、帰還意向がある住民の家屋や周辺などに設定された「特定帰還居住区域」について、町は4日、2026年度を目指す避難指示解除に先立ち、一部地域の立ち入り規制を緩和した。同区域が設定されている県内6市町村のうち、宅地を含む区域での規制緩和は初めて。
 町によると、対象は下長塚、三字、羽鳥の3行政区計約110ヘクタールで、これまで立ち入りの際に求められていた通行証の申請と携帯が不要になる。
 午前9時過ぎ、「ゲート開放」の号令でバリケードが開かれた。