「氷川きよし特別公演」
歌手の氷川きよしがきょう12日、2026年からスタートする『氷川きよし特別公演』のビジュアルを公開。コメントも寄せた。
【画像】『氷川きよし特別公演』新ビジュアル(別デザイン)
『氷川きよし特別公演』は、2026年1月~4月にかけて、8回目の座長公演となる東京・明治座に加え、愛知・御園座、大阪・新歌舞伎座、福岡・博多座の4都市で行われる。
解禁されたビジュアルは凜としたたたずまいが印象的なもの。第1部の芝居は代表曲「白雲の城」から着想を得た物語。戦国時代、白雲の城と呼ばれた高宮城城主の弟でありながら、戦を嫌う心優しい人物を演じる。前回、2022年の座長公演では18世紀のフランスを舞台にした斬新な芝居が好評を集めたが、今回は原点に帰り、正統派の時代劇に挑戦する。
メインキャストには丸山智己、島崎和歌子(Wキャスト)、中島唱子(Wキャスト)、山崎樹範、上野なつひ、石倉三郎という多彩な俳優陣が決定した。
第2部のコンサートでは演歌を中心にポップスやロックまで、劇場公演ならではの演出で届ける。公演に先立ち氷川から意気込みを語るコメントが届いた。
■第1部 白雲の城
戦国時代、白雲の城と呼ばれた高宮城。城主は武勇を重んじるが、戦嫌いでのんびりした性格の城主の弟(氷川)は民の暮らしを第一に考えていた。民の声を聞き、兄に進言して治水事業を成功させ、城下に平和な時間をもたらす。しかし1年後。平和な高宮城に暗雲が立ちこめる。圧倒的な兵力を持つ隣国の武将が戦の準備を始めたのだ。
■第2部/氷川きよしコンサート 2026
氷川きよしの原点である演歌から、最新のロック&ポップスまで劇場版特別演出で届ける。
■氷川きよし、コメント
前回の座長公演は洋物の舞台でしたが、今回は久しぶりに時代劇に挑戦させていただきます。
若い時は時代劇のじの字も知らなかったのが、この年齢になりその良さがだんだんと分かるようになりました。
特に休養中に外国に行ったことで、日本の良さを客観視することができました。
今回は戦国時代、平和を守るために命がけで戦った人を演じます。
私も平和な世界を作るために歌いたいと歌を始めましたので、 この役柄にはとても賛同しています。
現在はスマホで何でもできる時代ですが、役者さんと目と目を合わせて、AIとは違う、生きている人間だからこそ伝えられる温度感や心を皆さんにお芝居を通してしっかりとお届けしたいという意気込みでいます。
第2部のコンサートは、これまで劇場公演をされてきたすばらしい先輩方の曲を歌いたいなと、いま自分の中で少しずつ 劇場公演ならではのセットリストを構成しているところです。
演歌作品を中心にして、ポップスも織り込んでお届けできたらと考えています。
最近はポップス作品をリリースさせていただいたことで、演歌の良さを改めてしみじみと感じています。
演歌の良さというのは、短い歌詞の中にストーリーがぎゅっと詰め込まれており、日本語の綺麗な使い方や行間に感情があり、考えさせられるんですよね。
ポップスは今の思いをバンバンぶつけ発散できる部分があり、それぞれの良さがあります。
だからやはり色々なジャンルを歌って、挑戦することで世界が広がっていきます。
劇場公演は私にとって大事な場所ですので、新曲もご披露して、皆さんに喜んでいただける公演にしたいと思います。
劇場でお待ちしております!