『愛の、がっこう。』をクランクアップした木村文乃、ラウール (C)フジテレビ
俳優の木村文乃が主演し、Snow Manのラウールと共演するフジテレビ系木曜劇場『愛の、がっこう。』(毎週木曜 後10:00)最終話(第11話/18日放送)を前に、4月にクランクインしてから約4ヶ月の撮影期間を経て、木村とラウールがオールアップの日を迎えた。
【場面写真】身長差にキュン!笑顔で並んで歩く愛実&カヲル
本作は、すれ違うことすらないはずの2人が出会い、大きな隔たりを越えて惹(ひ)かれ合うラブストーリー。堅い家庭で育ったまじめすぎる高校教師・愛実(木村)が、文字の読み書きが苦手なホスト・カヲル(ラウール)に言葉や社会を教える秘密の“個人授業”を続ける中で次第に距離を縮めていくも、さまざまな批判や非難、憎しみ、嫉妬が容赦なく2人を襲う。
一足早くクランクアップを迎えたのは、ラウール。「ただいまのシーンをもちまして、鷹森大雅役、ラウールさんオールアップです!」というスタッフの発声を受けると、大きな拍手が贈られ、ラウールは何度も深々と頭を下げた。真っ赤なスーツを着こなすカヲルを象徴するような鮮やかな赤い花束が西谷監督から贈呈され、固い握手を交わした。
GP帯連ドラ初出演のラウールは「ここまで長く撮影現場にいたのは初めてなので、キャスト、スタッフの皆さん、すごいなって。集中力、体力、読解力…本当にすばらしくて、リスペクトしています。プロフェッショナルな皆さんを信頼して、自分は丸裸で飛び込めました。本当にありがとうございました!」と満面の笑顔を浮かべた。また、撮影が続くチームに「最後まで頑張ってください!」とエールを贈り、名残惜しそうにチームに別れを告げた。
また、すべてのシーンを撮り終え、西谷監督の最後の「オッケー!」がロケ地に響き、木村もクランクアップした。「座長、本当にお疲れさまでした!小川愛実役、木村文乃さんオールアップです!」とスタッフから声が上がると、盛大な拍手の中、まっすぐな愛実に似合う純白の花束を西谷監督から贈られた木村は「ありがとうございます!」とようやく安堵(あんど)の表情を浮かべた。
「ドラマの撮影はいつも大変で。スケジュールがつまってくればくるほど、朝起きるのがつらくなって、なんとか気力で起きて家をでるものなんですが、『愛の、がっこう。』の現場にくるのは毎日楽しみでした。目を覚ますための一瞬だけ乗り越えたら、現場にくるまでの時間は本当にワクワクしていて、“今日はどんな課題に出会えて、家に帰ってどんな復習をして、あしたの撮影にはどんな予習をしていこう”と毎日考えるのが本当に楽しかったです」と笑顔で振り返った。
続けて、「できるならずっとこのチームの皆さんと一緒に作りたい。でもそれはできないので、“この現場、楽しかったよね”、“大変だったけど良い作品に出会えたよね”と思ってもらえるような作品になるように、と毎日思っていました。最初は愛実をどう演じていいかわからなくて、西谷監督に弱音を吐いたりもしてしまって…。見つめてくれる目線や小道具など、キャスト、スタッフの皆さんの助けや支えがあったからこそ、愛実として生きられました」と時折声をつまらせ涙を浮かべながら、共に作品を作り上げたチームへの愛を語った。
そして「皆さんと別れるのは本当に寂しいですが、また一緒にお仕事させてもらえるように、この先も頑張ります。皆さん、お疲れさまでした。ありがとうございました!」と感謝を伝え、撮影を締めくくった。
■最終話あらすじ
さまざまな困難を乗り越え、互いの側にいることを選んだ小川愛実(木村文乃)とカヲル(ラウール)。カヲルは愛実のサポートを受けて専門学校への入学を目指していた。
佐倉栄太(味方良介)は、3年葵組の生徒に愛実が退職したことを伝える。動揺する生徒たち。佐倉は教頭の植野憲子(今藤洋子)に、愛実が生徒に直接あいさつすることはできないかと願い出る。数日後、愛実は生徒たちと対面する…。
入学試験に向けて真剣に取り組むカヲルをねぎらう愛実。以前“お別れ遠足”で行った三浦海岸の花火大会が数年ぶりに復活すると知った愛実は、食堂に忘れてきた日傘を花火大会の日に2人で取りに行かないかと提案する。
そして、専門学校の入学試験の日がやってきた。10代の若者に囲まれて試験を受けるカヲルは、学力試験、作文、面接と一生懸命に取り組んでいく。愛実とカヲル、2人の愛は、どのような結末を迎えるのか―。