娘大好き&おちゃめなパパ。45年前の姿は…?
プラスサイズモデルとして活動するチャグさんが、普段はおちゃめなお父さんの45年前の写真を公開したところ、「超イケメン!」「これは、うっとりするわ…」「パパさん男前!」などの反響があった。チャグさんに“世界一のパパ”について話を聞いた。
【画像】45年前のパパさんは…?
■“成績も顔も性格も良い”と評判だったお父さん
――投稿「パパの姉『昔はファンクラブもあったよ』」に大きな反響がありました。どの写真も本当にハンサムですが、若い頃はどんな方だったのでしょう?
「父の姉によると、“真面目で成績も良く、人当たりも良く、顔も良い”人だったそうです! 学生時代はファンクラブができるほどモテていたのに、本人は部活一筋で全然気付いていなかったと聞きました」
――まるで漫画の主人公ですね! 部活は何をされていたんですか?
「高校時代は空手部の部長を務めていて、団体戦で全国大会優勝の経験もあるそうです。そのほか学級委員長や応援団長など、人をまとめる役割をよく任されていたみたいです」
――モテる要素しかありませんね(笑)。
「母曰く、付き合い始めたとき周りから『顔もよか男だけど、性格がとにかく良い。真面目で誠実。あんなよか男はなかなかおらんばい』と太鼓判を押されたそうです」
――ご自慢のお父さん。チャグさんから見てどのような方でしたか?
「とにかく家族が一番で、“自分が絶対に2人を守る”という思いが強い人でした。『災難が降りかかるなら全部自分に来てほしい』と口にしていたくらいです。穏やかで真面目で誠実、不器用でちゃめっ気もあって。自分のことより妻や娘が喜ぶことを本当に大切にする人でした。
文章にすると“昭和の男”みたいに聞こえるかもしれませんが、実際は甘えん坊なところも多かったんです。例えば、父がソファに座っていると母を『りかちゃーん、りかー!おばぁちゃん!こっちおいで!』と呼び続けたり、寝る前に『遊ぼう!りかちゃん遊ぼ!』とちょっかいを出したり(笑)。寂しがりやで、ちゃめっ気たっぷりな父でした。
そして私には“娘命のパパ”で、柔道の試合には必ず来てくれましたし、私が競馬場で場内アナウンスをしていたときもわざわざ聞きに来てくれました。全体的に甘やかされて育った自覚はありますが、礼儀や約束、仕事への姿勢などはとても厳しく教えられました」
■「たまに夢に出てきてくれたら嬉しい」
――動画は昨年6月に公開されていますが、投稿の背景を教えていただけますか。
「もともとは父の日に合わせて作ろうと思っていました。ただ『私のパパ見て!最高だから!』と自慢したかったのと、恥ずかしがる父の反応を見たかったんです。ところが2023年1月に癌が発覚してしまって…。その後、12月に亡くなり、投稿する気持ちになれずにいました。半年が経ってまた父の日が近づいたとき、“もう二度と父の日を祝えないのか”と思うと本当に辛くて…。世の中で目に入る『父の日』の文字すら嫌で仕方なかったんです。でも、私のパパは世界一なんだっていう、どうしようもない叫びのような気持ちで投稿しました」
――お父さんに伝えたい今のお気持ちをうかがえますか?
「“私なりに頑張ってるよ”と伝えたいです。父は私が仕事の相談や愚痴を言うと、必ず最後に『感謝しなさい。そのことで悩めるのは、この仕事ができているからだ』と言ってくれていました。今でもうまくいかないときやイラっとするときに、その言葉が浮かんできます。正直、“父がいないならもうどうでもいい”と思ってしまう時もあるんですけど、私は母のために生きて、母は私のために生きてくれています。たまに夢に出てきてくれたら嬉しいな、と思います」