30年前のチャグさん一家。みんないい笑顔!
3歳で初めてディズニーランドを訪れた女の子。それから30年後、同じ場所で撮影した家族写真に反響があり、「めちゃくちゃ素敵な家族!」「すごい幸せそう」「愛情たっぷり受けて育ったのがわかる!」などのコメントが寄せられた。投稿者でプラスサイズモデルとして活動するチャグさんに話を聞いた。
【画像】30年後の家族写真は…?
■同じ場所、同じ角度で、とことんこだわって撮った1枚
――2022年に投稿された「約30年前と5月頃の私達」に大きな反響がありました。当時の心境とそれぞれの写真について改めてうかがえますか?
「TikTokでは374.3万回再生し10.9万いいねをいただき、とても嬉しかったです。実はこの1年半後に父が他界してしまったんですが、とても思い出深い投稿です。
30年前の写真は、私がディズニーデビューをしたときのものです。母方の親族と昔からとても仲が良くて、この時も一緒に行って撮ってもらいました。最近の写真は、久しぶりに親族全員でお揃いのTシャツを着て行った日のもの。同じ場所、同じ角度で、とことんこだわって撮ったんです」
――パパママの若い頃に「美男美女!」というコメントも寄せられていましたね。
「父は昔、ファンクラブができるほどモテたそうです。母と出会って恋に落ち、九州と埼玉という遠距離恋愛を経て結婚しました」
――素敵なご縁ですね。チャグさんにとってはどんなご両親でしたか?
「私にとって両親は、“生きていける意味”そのものでした。自分の見た目や体型のことで誹謗中傷を受けたり、人間関係や恋愛がうまくいかないことも多くありました。でも両親からこれでもかというほど愛されてきたので、“見た目が悪くたって大切にされない理由にはならない。私は幸せになれる。挑戦して失敗したってパパとママがいるから大丈夫”と心の奥で思えて、それが最大の支えでした。父は1年半前に癌で亡くなりましたが、今でも心の支えであり続けています」
■小学校まであった“仲直りルール”、自分の家だけだと知って衝撃
――ご家族の思い出で印象に残っていることはありますか?
「小学校4、5年生くらいまでのことですが、喧嘩したり怒られたりすると、必ず“なぜ怒られたのか”“どう思ったのか”を話し合ってから『ハグとほっぺにチューをして仲直り』というルールがありました。海外ドラマ『フルハウス』の家族がそうしていたので、てっきりどの家庭も同じだと思っていたんです。でも友達に話すと反応が違って、“あれ、うちだけ?”と思い父に聞いたら『バレたか…』って(笑)。母も“いつ気付くかと思ってた”と言っていて、当時は大笑いしました。
そのルールがなくなってからも、父が亡くなるまで、実家に帰ったときや寝る前、出かけるときには必ずハグをするのが習慣になっていました」
――愛情深く、お茶目なお父さんだったんですね。最後に、プラスサイズモデルとして活動されているチャグさんの今後の展望を教えてください。
「目標は、さまざまなブランドさんとコラボや提携をして、サイズ展開を広げていくことです。好きなブランドで、好きなサイズの服や下着、靴下、アクセサリーやバッグを選べる人が少しずつでも増えていったら嬉しいです。お声がけ、お待ちしています(笑)」