「第30回釜山国際映画祭」オープニングセレモニーに登場した『Dear Stranger/ディア・ストレンジャー』グイ・ルンメイ、西島秀俊
アジア最大規模の映画祭「第30回釜山国際映画祭」が9月17日、韓国・釜山で開幕した(同26日まで)。〈アジア映画の窓部門〉に正式出品された『Dear Stranger/ディア・ストレンジャー』から、西島秀俊、グイ・ルンメイ、ジュリアン・ワン、フィオナ・フー、真利子哲也監督が、映画の殿堂オープンシネマで行われたオープニングカーペットイベントに登場した。
【画像】オープニングセレモニーに登場した『Dear Stranger/ディア・ストレンジャー』チーム
フォーマルなドレスやスーツに身を包んだ5人は、リラックスした笑顔で観客や報道陣に手を振りながらレッドカーペットを歩み、多くのフラッシュと声援に応えた。真利子監督が自らスマートフォンでキャストを撮影するなど、映画祭を楽しむ姿も見られた。
西島はこれまで『CUT』(2011年)や日韓合作映画『ゲノムハザード ある天才科学者の5日間』(14年)で登壇したほか、昨年は審査員を務めるなど、同映画祭にはなじみ深い。「会場全体がとても盛り上がっていてびっくりです。たくさんの観客の方に迎えていただいて、とても感謝しています」と語り、同映画祭と来場したファンへの感謝を述べた。
ルンメイは「(釜山国際映画祭は)尊敬する映画人が多く参加し、観客もとても情熱的な人ばかりです。盛大に暖かく迎えてくれました」と会場の熱気に感動した様子。また「(西島さんは)本当に温かく優しい先輩です。ニューヨークから釜山まで共に歩いてこれたような気持ちでいます」と語り、西島への信頼と尊敬をにじませた。
初めて釜山国際映画祭に参加した真利子監督は「初めての海外プレミアとなるため、これからたくさんの人に作品を見てもらえるのが楽しみです」と期待を込めた。
本作の初日舞台あいさつ(9月12日)で西島は「最近けん玉に熱中している」と明かし、ルンメイにもプレゼントすると約束していたが、有言実行。釜山にルンメイの分もけん玉を持参し、驚いた表情を見せる彼女の姿にキャストやスタッフも笑いに包まれた。
現地からはレッドカーペットの写真に加え、真利子監督自らが撮影したキャストの写真も届いており、チームの一体感と和やかな雰囲気が伝わってくる。