Trou8les『Dr.PTGヨーグルトボール』 撮影:二俣愛子
こんにちは。韓国在住ライターで撮影コーディネーターの二俣愛子です。
【写真】まるでアイスクリーム屋さん?さまざまな味のヨーグルトがずらり
今回は、まだまだ根強い人気の韓国のグリークヨーグルトにフィーチャー。「ドトリ」や「グリークデイ」、「YOU NEED MY YORGURT」、「サンクス,オート」などの超有名店とチェーン店は除き、新しくできたお店や、ちょっと変わり種のグリークヨーグルト、地元民しか訪れない人気店をピックアップしてみました。
■Trou8les
「Trou8les(トラブルズ)」は、ハイファッションセレクトショップ「コルソコモ」でポップアップを開催するなど注目度の高いスムージーとヨーグルトのお店。ここで提供されているものはすべて天然素材で、人工的なものを使用していないのが特徴。健康のことを考えて栄養バランスまでも考えられたヨーグルトがいただけます。
私がオーダーしたのは、お店で一番人気という『Dr.PTGヨーグルトボール』(1万800ウォン)にハチミツをプラス(無料)。グリークヨーグルトにいちご、大粒のブルーベリー、グラノーラ、ココナッツスライス、チアシードが入っているもの。
ここのグリークヨーグルトは、お店で直接、ホエイを分離した(牛乳からタンパク質であるカゼインや乳脂肪分を取り除いた後の液体部分を分離したもの)もので、100%オーガニック。
見た目はもちろんのこと味もきちんとおいしい!こだわって作られたことが感じられるグリークヨーグルトボールです。
また、ここはカラフルなスムージーもおいしいんです!一見、映え狙いかなと思いきや、体にも優しく自然な甘さが感じられて、お気に入りです。一番人気は、ピンクカラーがかわいいストロベリーだそう。
▼INFORMATION
Trou8les
住所:ソウル特別市 江南区 カロスキル78 1階
営業時間:8時~19時
■twnty
今年、狎鴎亭にできたばかりの「twnty(トゥエンティ)」は100%国内生産で、“ノーファットながらプロテインがしっかり摂れる”ことにこだわった、罪悪感低めのグリークヨーグルトがいただけるお店。筋トレなどの運動をしている人から特に支持されています。
ショーケースにあるのは、すべてヨーグルト。まるでアイスクリームショップのようです。
私は、4大人気メニューのひとつだという『チョコレート グリークヨーグルト』(8300ウォン)をチョイス。トップに飾られたチョコレートブラウニーはしっかり甘いのですが、ヨーグルトと混ざっているチョコレートは甘さ控えでかなり好みの味わいでした。
また、ノーファットなのでヨーグルト自体もさっぱりしています。一番小さなカップのタイプ(ハンディ)をオーダーしたのですが、食べ歩きにもちょうどいいサイズで、ちょっと小腹が空いたときにおやつとしていただくのもよさそうです。
ちなみに、ほかの人気フレーバーは、ストロベリー、トリプルベリー、パッションフルーツだそう。他にもインジョルミ(きなこ)やティラミス、抹茶などの変わり種もありましたよ。
▼INFORMATION
twnty
住所:ソウル特別市 江南区 宣陵路155キル 29 1階
営業時間:11時~21時
■SECONDAIRE LIVE
「SECONDAIRE(セコンデ)」は、韓国の有名ホテルなどでも使用される健康を第一に考えたジャムブランド。「SECONDAIRE LIVE(セコンデ リブ)」は、30種類ほどのジャムのなかから12種類を選べるビュッフェが楽しめるブランチカフェです(ビュッフェは9時~12時限定)。そう、ヨーグルト専門店ではないのですが、ここで提供されているジャムを使ったちょっと変わり種のグリークヨーグルトがいただけるのでピックアップしてみました。
それが『シグネチャー ヨーグルト』(1万3000ウォン)。ぷるぷるの温泉卵とレッドペッパー、バターソースをたっぷり垂らしたグリークヨーグルトで、お店のシグネチャーにもなっています。甘じょっぱいグリークヨーグルトは新感覚。パンにつけていただきます。
個人的にも大好きなグリークヨーグルト専門店、「YOU NEED MY YORGURT」でもステキにプレーティングされた甘くないグリークヨーグルトがいただけますが、最近、韓国で少しずつこういったグリークヨーグルトも見かけるようになりました。
▼INFORMATION
SECONDAIRE LIVE
住所:ソウル城東区ソウルの森2ギル34 2F
営業時間:月~木 9時~18時(16時30分ラストオーダー)、金~日 9時~20時(18時30分ラストオーダー)
■Let’s Greek
少しマイナーな場所にありながらも、韓国版グーグルとも言われるNAVERのレビューが1000件を超えている観光客ゼロ&地元でリアルに人気のグリークヨーグルト専門店です。
入り口のすぐに置かれているのは、タンゴル(常連さん)たちのポイントカード。かくいう私もタンゴルの一人で、うちの子どもも大好きでよくここのヨーグルトをねだられます。
ヨーグルトは、しっかりと重たいタイプとライトなタイプから選択ができたり、ヨーグルト自体のフレーバーも、チョコレート、ピスタチオ、チェリー、バニラ、豆乳、栗から選ぶことができ、カスタマイズの幅も広め。
ここのメニューはどれもはずれなしで、普段は季節のフルーツたっぷりの『マンモスグリーク』(8500ウォン)または『くだもの爆弾セット』(8900ウォン)をオーダーすることが多いのですが、今回撮影したのは、レビューでおいしいと話題だったスイーツスタイルの『チョコバナ』(7400ウォン)をピックアップ。大ボリュームなのに、価格も比較的お手頃なのもうれしいポイントです。
甘さ控えめでバナナとチョコレートグラノーラとのハーモニーも絶妙でおいしかったです。ヨーグルトは固いタイプを選択したのですが、次はソフトタイプでも食べてみたいです。
▼INFORMATION
Let’s Greek
住所:ソウル江西区禾谷路26街キル18
営業時間:10時~20時(20時45分ラストオーダー)
■韓国のグリークヨーグルト熱はまだまだ冷めない
数年前から大ブームになったグリークヨーグルトですが、今はその人気が定番化したというほうがいいかもしれません。
グリークヨーグルトの人気チェーン店である「ヨコ」「ヨーグルトパープル」「レイジーヨーグルト」や、ヨーグルトアイスの「ヨアジョン」なども、どんどん店舗が増えていますし、コンビニでも有名店のグリークヨーグルトが食べられます。
店舗によって少しずつスタイルが異なるのも面白いので、韓国に来たら食べ比べを楽しんでみるのもおすすめです。お気に入りのグリークヨーグルトを見つけてみてください。
(取材・文:二俣愛子)