宮根誠司 (C)ORICON NewS inc.
読売テレビ制作の報道情報番組『情報ライブ ミヤネ屋』(月~金 後1:55~3:50)が26日に放送され、群馬・前橋市の小川晶市長(42)が市幹部職員で既婚の男性とラブホテルで密会をしていた問題について伝えた。
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報道によると、小川氏は既婚者のいる市職員と複数回にわたり、2人でホテルを訪れていたとされている。小川氏は24日に開いた臨時記者会見でホテルを訪れていたことを認めた一方、男女の関係はなく「公私にわたる相談にのってもらっていた」などと釈明している。この日番組では、同問題を市議会で説明する市長の発言などを速報で伝えた。
小川市長が「特定の職員と複数回ホテルに行ったことは間違いない」「男女の関係はないが、誤解を招く軽率な行動」などと説明した内容について、MCを務める宮根誠司(62)が、出演した大阪地検などで9年間検事を務めた亀井正貴弁護士に「民事で訴えられた場合、男女の関係はないがとおっしゃってるんですけども、そういうたぐいのホテルに既婚男性と行ってしまったと。これはどうなるんでしょうか」と見解を求めた。
亀井弁護士は「これはおそらく通らないですね。裁判所は、不貞行為を認定すると思います。これは一番よくあるパターンで、私もよく事件としてよくやってきた(扱ってきた)んです」と説明した。
続けて「不貞行為の場合は、行動確認として相手方の配偶者の行動を確認して、たとえばラブホテルに入るとか、そういったところを抑えたうえで確信証拠にしたうえで後で弾劾でぶつけて解明するというパターン」と自身の考えを述べた。
さらに「通常こういう弁解が出てくることはよくあるんですが、裁判所が認めたことは、私が取り扱った案件ではない」と説明した。
宮根が「つまりだから、男女の関係があるかないかわかりませんけども、入った段階でもうアウト」と聞くと、亀井弁護士は「推認すると思います」と返答。「しかもこれ複数回なので。なんらかの物的証拠があると思うんですよね」とも加えた。
宮根が小川市長が弁護士であることを挙げて「逆に言うと、男女の関係がなかったことを明確に証明するものがあればいいと…」と指摘するが、
「物理的はありえないんじゃないですか。ずっと会議している場面をずっと録画しているとか。そういう極端な場合じゃないと難しいと思います。市長もこれが裁判所を通らない弁解であることはわかったうえで言ってると思います」と推測した。
宮根が「弁護士でわきが甘いんじゃないかっていう声もありましたけど…」としつつ、「場所が悪いですよね。会話というのが公的な会話なのか私的な会話なのか、おそらく入り混じってると思う」「上司と部下の関係でもあるわけで…」などと、小川市長の説明を振り返り。亀井弁護士は「犯罪ではないんだけども、そういった点での問題はあると思います」などと語った。
さらに番組は小川市長のコメントを紹介。宮根が「最初のときに、一回目のときに『すいません。恋に溺れちゃいました』って言うと、どうなってたんだろう」と聞くと、亀井弁護士は「相手方がいますからね」とぴしゃりと答えた。