平本丈 (C)ORICON NewS inc.
■『RIZIN.51』(28日/名古屋・IGアリーナ)
第3試合で冨澤大智に判定で敗れた平本丈が、試合後インタビューで「根性のすごい選手でした」と試合前に因縁のあった冨澤の強さを認め、さらなる練習に励み再起することを誓った。
【インタビュー動画】平本丈「冨澤選手は根性がすごかった」戦略の選択ミスを反省
朝倉未来がCEOを務めるBreakingDownで名を挙げた冨澤と、兄の平本蓮とともに鍛錬を積む丈。その立ち位置から対局にあり、試合前から因縁を深めて2人の試合は打撃と寝技が交錯する激しい展開となり、観客から大声援が送られた。15分の激闘は、得意の打撃で試合をコントロールした冨澤が判定(2-1)で勝利した。
試合後の心境を「シンプルに悔しい」と語った丈は、冨澤について「本当にすごくいい選手だと思いました」と称える。1ラウンドにはリアネイキッドチョークで冨澤の首を締め上げて一本勝ちに迫ったが、「もっと徹底していたら極めきれた。経験や実力がまだまだだった。冨澤選手の根性がすごかった」と振り返った。
戦前はレスリングで圧倒するプランを明かしていたが「徹底できなかった自分の弱さというか、打撃か寝技かの迷いが今回の結果につながった。戦略の選択をミスってしまった」と反省。判定の結果にも「負けた感じはしなかったけど、自分が確実に勝ったという確信も得られなかった、その時点で良くなかった」と納得した。
勝利に足りなかったのは「徹底する能力、最後までやり切る能力。選択肢が絞られていたけど迷いが出てしまった」と自覚しており、「試合が終わってすぐにチームで話し合っているので、こっから死ぬくらいの覚悟で頑張って、またRIZINの舞台に帰って来たいと思います」と言葉に力を込めた。