安藤優子 (C)ORICON NewS inc.
キャスターでジャーナリストの安藤優子(66)が9日、自身のインスタグラムを更新。“宝物”のサインを紹介した。
【写真】貴重映像!安藤優子との対談シーン&サイン
投稿で「先日大学の講義の資料を探していたら、懐かしい映像を発掘。もう30年くらい前のインタビュー映像在りし日のロバート・レッドフォードさまです」と説明。ロバート・レッドフォードさんのサインと、対談シーンのテレビ映像の写真を紹介した。
続けて「馬の言葉が分かる調教師の役で、自らが監督と主演の両方を務めた作品『モンタナの風に吹かれて』の宣伝のために来日された時に、インタビューをさせていただきました」といきさつを説明。「この時61歳を数えていらしたレッドフォードさま、『年齢を重ねることは怖くない』むしろ『社会での役割を失うことが老いだ』と語っていたことが、強く印象に残っています」と振り返った。
「とにかく静かで、飾らない言葉の数々に感激したことがつい昨日のことのように思い出されます。月並みな形容ですが、ほんとうに姿かたちだけでなく素敵な方でした」とつづった。
ロバート・レッドフォードさんは今年9月16日(現地時間)、米ユタ州の自宅で亡くなった。89歳だった。
レッドフォードさんは、1936年生まれ。アカデミー賞を受賞した映画『明日に向って撃て!』で主人公の銀行強盗のひとりを演じて一躍注目を浴び、1973年公開の『スティング』(1973年)はアカデミー作品賞を受賞。端正な容貌と自然体の演技でハリウッドスターとして不動の人気を確立した。
プロデューサー業にも乗り出し、ワイルドウッド・エンタープライズを設立。『大統領の陰謀』の企画を推進し、徹底したリアリズムで映画史に残る一作を完成させた。1980年には『普通の人々』で監督デビュー。家庭の葛藤を静ひつに描き、アカデミー監督賞を受賞。『リバー・ランズ・スルー・イット』(1992年)、『クイズ・ショウ』(1994年)など監督作も高く評価された。
ハリウッドの黄金時代を象徴する存在となった一方、サンダンス映画祭を創設し、インディペンデント映画の発展にも尽力。クエンティン・タランティーノら後に活躍する映画監督を輩出することとなった。晩年は環境保護や人権活動にも力を注いだ。