【キングオブコント】結成1年目だけどベテラン?ベルナルドが貫く“ザコシイズム”「バカさと小道具」

2025/10/09 18:00
ベルナルド (C)ORICON NewS inc.
ベルナルド (C)ORICON NewS inc.
 コント日本一を決めるTBS系『求人ボックス presents キングオブコント2025』が、10月11日午後6時30分から放送される。青色1号、うるとらブギーズ、元祖いちごちゃん、しずる、トム・ブラウン、ファイヤーサンダー、ベルナルド、や団、レインボー、ロングコートダディが、史上最多エントリーとなった3449組の頂点を目指す。ORICON NEWSでは、各組へのインタビューを連載形式で紹介していく。

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 トム・ブラウン、ベルナルド、元祖いちごちゃん、レインボー、青色1号が決勝初出場。しずるは9年ぶり5回目、ファイヤーサンダーは3年連続3回目、ロングコートダディは2年連続4回目、うるとらブギーズが4年ぶり4回目、や団が4年連続4回目となる。

 同大会は2008年から毎年行われ、今年で18回目。プロアマ問わず、芸歴制限なく出場可能で、歴代キングはバッファロー吾郎、東京03、キングオブコメディ、ロバート、バイきんぐ、かもめんたる、シソンヌ、コロコロチキチキペッパーズ、ライス、かまいたち、ハナコ、どぶろっく、ジャルジャル、空気階段、ビスケットブラザーズ、サルゴリラ、ラブレターズが名を連ねている。

■ベルナルド(ハギノリザードマン、大将)
――ファイナリストに決まった瞬間?
【大将】コンビは組んだばかりなのですが、お互い芸歴いっているので。僕は18年目になる。ベルナルドって呼ばれた瞬間、上京してきた直後から全部走馬灯のように、この18年間ずっと泥水をすすってきた、地下のライブのこととかも思い出して。それがようやく地上に出られたなっていう思いが一番ありました。走馬灯が見えすぎて(司会を務めた)山里亮太さんの後ろに自分の死んだ親父が見えましたね。

【ハギノリザードマン】ウチの親父もいた気がするな(笑)。僕もピンでずっとやっていこうと思っていたんですけど、本当にガチッと芸風の合う大将が誘ってくれたので。このご時世、ユニットでやるという選択もあるので、ユニットでもいいのかなと思ったのですが、本気で組んで、おじさんですけど、もう1回青春を、コンビで決勝行きたいというのが夢半ばで終わっていたので。芸歴20年超えているので、もう時間もないと、1年を大事にしていかなっていうので、ホンマに…。確信はありました。面白いことをやっているという自信はありましたし。ただ、呼ばれたのが最後の方やったので、それは…あれ?って。行けると思っていたので。

【大将】マジで心臓に悪いっすよね(笑)。近場のよくライブで一緒になる人たちがどんどん呼ばれていった後に、全然呼ばれない、Xの反応はなんだったんだって(笑)。

【ハギノ】(呼ばれたことで)一気に光が当たった気がしましたね。だんだん薄暗くなって…。

――ネタ作りでのこだわり?
【大将】そこはお互い一緒だと思うんですけど、我々小道具を使うコントが多いので、いつもはガムテとか新聞紙で作るんですけど、準決勝が決まってから、なるべく新聞紙とガムテープを使わないように(笑)。

【ハギノ】キングオブコントさんのおかげで、小道具作りの腕が3段階ぐらいアップしました(笑)。美術さんに頼まなくてもいけるぞ。

【大将】去年、ユニットで出させてもらった時、準々決勝までいかせてもらったのですが、その時にガムテとかを使ったネタをやったんですけど、やっぱり僕らのネタを見るお客さんが、ずごくちゃっちぃ小道具だな(という視線を感じた)。

【ハギノ】そもそも、準々決勝いったら、新聞紙とガムテープを使った小道具の人がいなかったです(笑)。去年は気付けなかったんですけど、今年は準々決勝から準決勝にかけて、ライブをけっこう入れていたのですが、申し訳ないですがキャンセルして、ずっと小道具作りを(笑)。

【大将】ネタ作りっていうより、小道具作りが(笑)。

【ハギノ】新聞紙とガムテープはいつも使っている素材なので、だいたい何枚くらい貼ったらこれくらいの強度になるとかわかるんですけど、初めての素材、ボンドとかポリウレタンとか使ったりするので、全部が初めてで失敗だらけで…。ギリギリ準決勝に間に合ったので。やっぱり、ウケも違いましたし、僕ら自身も持っていく時の自信が違いました(笑)。

――アドバイスをもらった芸人など
【ハギノ】僕らは、ハリウッドザコシショウさんに、前のコンビのときから軍団に入れていただいているので。ベルナルド組んだ時も報告しに行って、そこからずっと面倒見てくれている。今回、決勝行くだろうと言ってくれたので、それに応えることができてよかったです。(ザコシショウから受け継いでいる部分は?)バカさと小道具ですね(笑)。やっぱり、それはザコシイズム。

【大将】今回のコントも、僕らの中では構成がしっかりしているネタではあります(笑)。

――意気込み
【大将】ここまできたからには優勝しか考えていないですね。来年、再来年行けるかどうかもわからないですけど、この勢いのまま。ハギノさんはR-1で2位になったので。一番波には乗っていると思うので。この勢いのまま。マセキ、まだ取ってないんですよ。マセキ初の優勝旗を持ち帰りたいです。

――ファイナリストの顔ぶれについて
【ハギノ】もう安心しました(笑)。新宿バティオスとか(でもなじみのあるメンバーで)決勝までもう1個ある?みたいな(笑)。いつも一緒に出させてもらっている芸人さんが多い。

【大将】夢見ているみたいなメンバーです(笑)。

【ハギノ】日本中の人たちに、ライブでやってきたことを見せることができるのは、こんなうれしいことないですね。見せつけたいですね。

――小道具を作る時のルール?

【ハギノ】例えば、新聞紙や段ボールを土台にする時は、中の新聞紙や段ボールが見えないようにきちんと貼る。

【大将】僕はそこで怒られるんです(笑)。

【ハギノ】大将は貼るんじゃなくて、(テープを)乗せるだけなので、もうひと押ししてほしいなって(笑)。

【大将】オレが見てないところで、代わりに貼っているんですよ。僕ら、酒飲みながら作っているので(笑)。もともと、お互い、前のコンビから作っていたので。お互いのやり方っていうのがあったんですけど、ハギノさんから学ぶこともめちゃくちゃある。丁寧に作るっていうこと。

【ハギノ】大将さんの小道具は。破壊を前提としていたから。

【大将】結局壊しちゃうのでね(笑)。

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