インド映画『KILL 超覚醒』11月14日公開(C)2024 BY DHARMA PRODUCTIONS PVT. LTD. & SIKHYA ENTERTAINMENT PVT. LTD.
「ジョン・ウィック」シリーズのチャド・スタエルスキ監督がプロデュースを務めるハリウッド版リメイクの製作も決定している、インド発のアクション映画『KILL』(原題)が、『KILL 超覚醒』の邦題で11月14日より東京・新宿ピカデリーほか全国で公開される(R15+/配給:松竹)。
【動画】映画『KILL 超覚醒』60秒予告編
本作の舞台は、インド東部ジャールカンド州から首都ニューデリーへと向かう約1200キロのルートを疾走する寝台列車。偶然乗り合わせた特殊部隊の最強戦士と、総勢40人におよぶ最凶強盗一族との死闘を、途中停車なし・逃げ場なしの極限状態で描き出す。
迫力と臨場感を極限まで追求したリアル志向のアクション演出、痛みが伝わるほどの激烈なバイオレンス描写、そして予測不能でエモーショナルなストーリー展開──。すべての要素がリミッターを超えた熱量で結集し、全編を通してスリルと興奮がほとばしる。
本予告編は、寝台列車に武装強盗団が乗り込むシーンから幕を開ける。乗客から手荒に金品を奪おうとする彼らだが、そこには“最強の男”が乗り合わせていた──。とその家族も乗っていたことに気づいた強盗は、その娘トゥリカを人質に取るが、彼女の恋人こそ最強の男、特殊部隊員のアムリトだった。
恋人を奪われた怒りでアムリトが“超覚醒”する瞬間、インド映画ならではの情熱的な楽曲が鳴り響き、怒とうのアクションが展開。飛び交う凶器の中、「アイツは鬼神だ!」と叫ぶ強盗の声が響く。もはや誰にもアムリトの怒りは止められない――。勝つのは、最強特殊部隊員アムリトか、それとも40人の強盗団か!?
監督・脚本を手がけたニキル・ナゲシュ・バートは、インド映画界で20年以上にわたり活躍するベテランフィルムメーカー。日本での劇場公開は本作が初となる。物語は、監督自身が大学時代に乗っていた長距離列車が強盗団の襲撃を受けた実体験をもとに構想されたという。
主人公アムリトを演じるラクシャは、TVシリーズを中心に活躍してきた若手俳優で、これが映画デビュー作。8ヶ月にわたる“クラヴマガ”と“カリ”の近接格闘術訓練を経て挑んだアクションは切れ味抜群。ヒロイックなカリスマ性と圧倒的な身体能力で、新たな国際スターの誕生を印象づける。
実際にインド国内を走る特急列車を忠実に再現したセットで撮影が行われ、アクション監督として、『スノーピアサー』『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』などを手がけたオ・セヨンが参加。両陣営の対照的な戦闘スタイルの工房を指導した。
さらにプロデューサー陣には、『エレファント・ウィスパラー:聖なる象との絆』でアカデミー賞短編ドキュメンタリー賞を受賞したグニート・モンガ・カプール(『めぐり逢わせのお弁当』)とアチン・ジャインが名を連ねる。インド映画界の実力派スタッフが総力を挙げて送り出す、全編“覚醒”モードのアクション超大作だ。