ハライチ岩井、『攻殻機動隊』新アニメを考察「原作踏襲?」「草薙素子とChatGPT」

2025/10/23 18:33
新アニメを考察したハライチ・岩井勇気 (C)ORICON NewS inc.
新アニメを考察したハライチ・岩井勇気 (C)ORICON NewS inc.
 ハライチの岩井元気が23日、都内で行われたカンテレ・フジテレビ系新アニメ枠「火アニバル!!」の作品ラインナップ発表会見に登壇。同枠で放送されることが発表されたテレビアニメ『攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL』の展開を考察した。

【写真】胸元リボンがカワイイ…アニメを熱く語る宮田俊哉

 本作の原作からの大ファンだという岩井は、本作の魅力を「世界観」とあげ、「サイエンスSARUさんがアニメ化するにあたってどうアニメ化するのかっていうのが気になる」と語った。これまでもメディアミックスされているが、アレンジされていた。岩井はすでに公開されている特報からファンの間で考察が飛び交っていることにも触れ、「原作踏襲しているんじゃないかなというのも、楽しみ」と声を弾ませた。

 また、タイトルについても言及。「“THE”がついてる。原作と同じなんですよね。僕としてはうれしいなって」と原作を踏襲しているストーリー展開への膨らむ期待を明かした。さらに「ChatGPTとかかなり進化しているし、人格みたいに思えてきませんか?」と問いかけ、「こういう時代になったからこそ、草薙素子とChatGPTの曖昧な境界線とかもテーマになっていくんじゃないか」と考察した。

 『攻殻機動隊』は、1989年に漫画家・士郎正宗が、青年誌「ヤングマガジン」の増刊「ヤングマガジン海賊版」第5号から連載を開始したSF作品。電脳戦や格闘などで優れた能力を持つ全身義体(サイボーグ)の草薙素子が主人公で、彼女をリーダーとした攻性の部隊「攻殻機動隊」が、高度複雑化する凶悪犯罪に立ち向かう姿を描いた物語。

 リアルで精密な描き込みとともに、サイバーパンク的な要素や哲学的なテーマを探求しながら、人間とテクノロジーの融合、個人のアイデンティティなどについて深く考察しており、多くのクリエイターたちに影響を与え、単行本は『攻殻機動隊THE GHOST IN THE SHELL』『攻殻機動隊2MANMACHINE INTERFACE』『攻殻機動隊1.5 HUMAN-ERROR PROCESSER』の3冊が講談社から刊行されている。

 メディアミックス展開もされており、押井守監督によるアニメ映画『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』(1995年)をはじめ、アニメーション、ハリウッド実写映画など様々な作品群を展開し、世界中に驚きと刺激を与え続けてきた人気シリーズとなっている。そしてこのたび、「火アニバル!!」枠での新アニメ化となる。

 “火アニバル!!”は、2026年1月よりカンテレ・フジテレビ系で放送を開始される火曜午後11時アニメ枠。火アニ…火曜アニメ、バル…洋風居酒屋、カーニバル…お祭り、というイメージから「みんなが夜のテレビの前に集まる時間にしたい」「世界を魅了するようなアニメをこの枠から発信する」という想いを込めたネーミングになっている。枠タイトル最後の「!!」は、放送時間である“11時”を表現している。

 会見にはほかに、声優の安田陸矢、瀬戸桃子、大久保瑠美、Kis-My-Ft2の宮田俊哉、NONSTYLEの井上裕介、MCとして小籔千豊が登壇した。

ORICON NEWS(最新15件) >

日間ランキング >