映画『エディントンへようこそ』ジャパンプレミア舞台あいさつに登壇した(左から)アリ・アスター監督、河合優実 (C)ORICON NewS inc.
俳優の河合優実が30日、都内で開催中の「第38回東京国際映画祭」で行われた『エディントンへようこそ』(監督:アリ・アスター)のジャパンプレミア上映後舞台あいさつに、スペシャルゲストとして登壇した。
【集合ショット】可愛すぎる⋯にっこり笑顔で撮影に応じるアリ・アスター監督、河合優実
同作は、『ヘレディタリー/継承』(2018年)、『ミッドサマー』(2019年)、『ボーはおそれている』(2023年)で知られるアリ・アスター監督の最新作。監督の大ファンだという河合は、「突然お邪魔してすみません。日本の観客の皆さんとこの映画が少しでも深くつながるように、きょうはお手伝いできればと思っています」と笑顔であいさつ。
「監督ご自身もインタビューでおっしゃっていましたが、これまでの3作品と比べて本作はモチーフの扱い方や印象が大きく違っていて、より“今の世界”とダイレクトに向き合っている作品だと感じました。その視点にとても共感しながら拝見しました」と感想を語った。
司会者が「監督は日本映画をとても愛していらっしゃいます。いつか日本で映画を撮る機会があれば、河合さんが出演される日も近いのでは」と話を振ると、アスター監督は「まずはあなた(河合さん)と一緒に作りたいですね。やりましょう」と即答。
河合は「聞きましたね、皆さん!(笑)ぜひ記事に書いてください」と笑いながら呼びかけ、会場を沸かせた。
アスター監督は、河合が主演を務め「第77回カンヌ国際映画祭」(2024年)で国際映画批評家連盟賞を受賞した『ナミビアの砂漠』(監督:山中瑶子)を鑑賞していたことを明かし、「河合さんの演技を拝見して本当に素晴らしかった。ですから、ぜひご一緒したいです」と称賛。さらに、「私は日本が本当に大好きで、多分世界で一番好きな国なんです。日本へ来るために映画を作っていると言ってもいいくらい(笑)。もし日本で撮るなら、日本の美しさを生かせる物語を考えたいですね」とラブコールを送った。
河合は「夢がかないました(笑)。『エディントンへようこそ』のプロモーションの場なのに、すみません。でも本当にうれしいです」と笑顔で語り、感激の表情を見せていた。
『エディントンへようこそ』は、2020年、コロナ禍でロックダウンされたニューメキシコ州の小さな町、エディントンの市長選挙が、暴力、陰謀論、SNSの暴走で怒りの渦に巻き込まれる炎上スリラー。日本では12月12日より劇場公開される。