『私と結婚してくれますか?』で完結!チェ・ウシクの沼底直行“甘すぎるロマンス“3作品【ハングクTIMES】

2025/11/07 15:50
『私と結婚してくれますか?』ディズニープラス スター独占配信中(左から)チェ・ウシク&チョン・ソミン(C) 2025 Disney and its related entities
『私と結婚してくれますか?』ディズニープラス スター独占配信中(左から)チェ・ウシク&チョン・ソミン(C) 2025 Disney and its related entities
ポワンとした雰囲気を纏(まと)い、天然の愛されキャラで、“癒しの愛されイケメン”とも謳われるチェ・ウシク。ですが、作品の中では、そんな癒しキャラとは相反する魅力を見せていて、ギャップ萌え満載なのがまた沼深いですよね…。本記事では、話題の新作『私と結婚してくれますか?』ほか、『その年、私たちは』『恋するムービー』とチェ・ウシクの沼底直行“甘すぎるロマンス”3作品をご紹介します。

【動画】チェ・ウシクのキュートな魅力が満載!『私と結婚してくれますか?』予告

■『私と結婚してくれますか?』

現在絶賛配信中の本作は、婚約者に見捨てられた崖っぷち花嫁と、そんな花嫁から突然プロポーズされた男が、90日間の偽装新婚生活を送るロマンティックコメディ。婚約破棄や不動産詐欺に翻弄され、人生の崖っぷちに立たされていたデザイナー ユ・メリ(チョン・ソミン)は、ある日、新婚カップル限定の高級住宅の福引に当選します。しかし、賞を受け取るには“結婚していることが条件”で、独り身となったメリは景品の受け取り対象外。

そんな状況の中、メリは偶然にも婚約破棄された相手と同姓同名のキム・ウジュ(チェ・ウシク)に、偽装結婚の提案を持ちかけ、2人の“偽装夫婦生活”が始まります。最初は価値観の違いで衝突しまくっていた2人ですが、やがて偽りの枠を超え、予想もしない恋の展開へと動き出していきます。

日本ではディズニープラスで配信されている本作ですが、韓国では地上波のSBSで放送されている作品なので、まぁ正直なところ、演出やベッタベタな展開にやや古くささは感じるんですが、それがまた“古き良き王道ラブコメ!”という感じで良くて。偽装結婚のスリル&甘さと家族や周囲にバレないよう演じる「夫婦ごっこ」がコミカルでクスッと笑わせてくれるし、“同居もの”は韓ドラのおはこなだけあって、やっぱりキュンとさせてくれますよね。

ウシクが演じるのは、80年の伝統を誇るベーカリーの御曹司ウジュ。完璧主義で人に無関心なナルシスト御曹司なんですが、心に過去の傷も抱えている繊細な一面も持っています。この繊細さを表現するウシクの表情演技が天下一品で、子供の頃の"孤独に耐える姿"が滲み出ていて、どっぷり感情移入させられると共に、守ってあげたい気持ちになること必至。さすがウシク、母性本能のブラックホール。

そしてツンデレ御曹司とはまたちょっと違って、普段はクールで冷静なんだけど、メリに翻弄される照れ顔や、メリを想ってニヤケが止まらない姿、嫉妬してプンスカしてしまうところまで、まさにウシクにしか出せないキュートな魅力が全開!「多分メリさんが好きなんだ。ほかの男といるのが嫌だ」と、不器用ながらも真っすぐに想いを伝えるウジュに心撃ち抜かれること間違いなし!

▼配信情報
『私と結婚してくれますか?』ディズニープラス スター独占配信中

■『その年、私たちは』

ウシクのドラマ代表作とも言える作品が、『その年、私たちは』でしょう。感性的な表現で綴る名台詞の数々に、韓国で「人生ドラマ(人生において長く記憶に残る最高のドラマ)」に挙げる視聴者も少なくない一作です。

成績が学年トップのヨンス(キム・ダミ)と、最下位のウン(チェ・ウシク)、10年前にドキュメンタリーを撮り、最悪の別れした元恋人同士。10年後、その動画がSNSで大バズり! 制作陣から続編ドキュメンタリーのオファーが来て、2人は渋々再会。仕事もプライベートも絡み合って、微妙な距離感がジワジワ縮まっていきます。

本作、韓ドラあるあるの「そんなわけあるかよ」とツッコミたくなる大事件は全く起こらないんですよね。反対してくる母親とか、グイグイ推してくるライバルとかも登場しません。決してアップテンポな作品ではないので、刺激が足りん!となる人もいるかもしれません。

ですが、普遍的な日常を描きながら、淡々と丁寧にそれぞれの心情を追っていくので、リアリティが半端ない。感情を隠してきた登場人物たちの本心が、徐々にあらわになっていくわけなんですが、視聴者が本当にドギュメンタリーを見るかのように、ある人の、もしくは自分自身の恋愛と人生のぞいているような感覚になって、思いっきり感情移入してしまうのです。

付かず離れずの2人のもどかしく微妙な距離感と、見え隠れする互いの本当の気持ちにウズウズしながらもときめいて、誰しもが抱えるさまざまな人生の問題に共感し、グッと心打たれてしまう、そんな一作なのです。

そしてロマンスドラマは、普通女性の共感を得やすいですが、本作が男性視聴者たちの共感をも引き出し、多くの好評を得たのは、やはりウシクがもつ素朴な空気感と、リアリティ溢れる演技があってこそ。

ポワンとした姿で母性本能を刺激する一方で、「僕を愛して」というストレートな告白で心を打ち抜いてくる。ウシク演じるウンの少年と大人の男性の間を行き来する独特な魅力に、後半はもう抜け出せないくらいに浸ってしまうはず。
▼配信情報
Netflixシリーズ『その年、私たちは』独占配信中

■『恋するムービー』

そんな『その年、私たちは』で高い評価を得たイ・ナウン脚本家が再びウシクとタッグを組んだのがNetflixシリーズ『恋するムービー』。演出は、『無人島のディーバ』『スタートアップ:夢の扉』のオ・チュンファン監督、ウシクとパク・ボヨンちゃんという超絶SWEETなカップル誕生ということで、配信前からドラマオタクを沸かせていた一作です。

本作は、“筋金入りの映画オタク”ギョム(チェ・ウシク)と“映画監督の卵”ムビ(パク・ボヨン)、恋もしたいし夢も叶えたい2人が映画をきっかけに運命的に出会い、互いにインスピレーションを与え合うことでそれぞれが背負っているトラウマを乗り越えていく、青春ロマンスドラマ。

観る前は結構本格ロマンスっぽいのかなと思っていたんですが、偶然に再会した時のウシクのふざけた表情とか、コメディ要素も適度に挟まっているのがすごく良くて。さらにギョムとムビ、2人の心の声を聞きながら物語が進行していくので、2人の心の葛藤が手に取るようにわかって、『その年、私たちは』と同じく、序盤からグッと感情移入を誘ってきます。

そしてロマンスはもちろん、若者たちのお仕事ドラマかつ家族ドラマ的な要素も強く、人と人の絆と、すべての愛が詰まった繊細な人間ドラマに、心がほわっと温かくなるような、そんな作品です。

ウシクが演じるのは、映画が好きすぎて俳優を経て評論家となる映画マニアのギョム。ムビに出会って恋に落ち、直進アプローチをするも、ある日突然彼女の前から姿を消してしまいます。キュートな人懐っこさがあるのに、どこか影があって守ってあげたくなるような繊細さをあわせもつ絶妙なギョムのキャラは、もはやウシクそのもの!そして、「僕を好きになる?離れない?」という最強台詞をウシクに言わせたイ・ナウン作家様、大天才すぎませんか…?

ロマンス演技に心奪われると共に、抑圧された感情を表現する震える声と微妙な表情の変化に、改めて彼の演技の深みと凄みを実感させられる、ウシク沼は絶対に観たい一作です。

▼配信情報
Netflixシリーズ『恋するムービー』独占配信中

(文:DramaWriter Nana)

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