主演映画を松本潤から絶賛されたという北村匠海 (C)ORICON NewS inc.
俳優でアーティストの北村匠海が7日、都内で行われた映画『愚か者の身分』公開御礼舞台あいさつに登場。嵐の松本潤から本作についてメッセージが来たことを明かした。
【写真】黒のジャケット姿で登場した北村匠海
本作の主演を務めた北村は、舞台あいさつ冒頭に今年話題となった映画『国宝』や『爆弾』の作品を挙げ、「今年すごく邦画の力が強かったなと思っていて、そんな時代がすごくうれしかった中で、僕たちの作品を見ようと思ってくれただけでもうれしい」と喜びを語る。
SNSでも多くの反響があったことに感謝しつつ、「(俳優)仲間が観て、評価してくれるのもすごくうれしかった。先輩から直接連絡がきたりとかもして」といい、「松本潤さんとかからも連絡をいただいて」と明かす。
ほかにもたくさんの人から連絡がきたそうで「みなさん熱いメッセージを送ってくれたので、改めてすごい作品だったんだと思いました。撮影していると実感せずにやりますし、公開するまでは作品にひたすらに向き合ってきただけだったので、こんなに深くまで届く映画になったんだな」としみじみ。
松本からどんなメッセージがあったのか聞かれると「かなり熱かったです。『素晴らしかった』というのと、役者としての目線で観てくださったので、僕がまた役者としてもう一歩前に出られるようなことを言ってくださった。先輩から言っていただけたというのがうれしいですし、ありがたかったです」と感謝していた。
本作は、第二回大藪春彦新人賞受賞作、西尾潤氏の同名小説が原作。愛を知らずに育った3人の若者たちの青春と、“闇ビジネス”から抜け出す3日間を描く逃亡サスペンス。
SNSで女性を装い、身寄りのない男たちを利用して“戸籍売買”で稼ぐタクヤ(北村)とマモル(林裕太)。二人は劣悪な環境で育ち、気づけば闇バイトを行う組織の手先になっていた。闇ビジネスに手を染めつつも、時にはバカ騒ぎもする彼らは、ごく普通の若者であり、いつも一緒だった。タクヤは闇の世界に引き入れた兄貴分の梶谷(綾野剛)の手を借り、マモルとともに抜け出そうとするが――。
舞台あいさつには林裕太、田邊和也、嶺豪一も登場した。