当法人は1976年に整形外科医院として開業しました。現在は今林整形外科病院、通所リハビリセンター、介護老人保健施設、居宅介護支援事業所を運営し、医療、介護、福祉を包括的に提供することで、地域の皆さまの日常生活をトータルでサポートしています。整形外科分野の急性期、回復期、生活期をシームレスに繋げて在宅復帰を促し、皆さまのQOL(生活の質)向上のため職員全員が力を尽くしています。
当院は、大学病院でも診療する医師の執刀により、地方にあっても技術レベルの高い手術に対応できると自負しています。脊椎や手、下肢など各部位に精通した医師が定期的に診察を行い、鹿児島大学病院や慶應義塾大学病院との連携で質の高いチーム医療体制を構築してきました。今月には、慶應義塾大学病院整形外科との連携強化により渡辺航太医師をセンター長に迎えた「脊椎治療センター」を開設し、県外からも広く患者さまの受け入れを始めます。
先がけて、医療と観光を組み合わせた「メディバケーション(滞在型医療)」という取り組みを始めています。指宿市の温暖な気候風土、豊かな食や温泉を活かして、患者さまのみならずご家族も一緒に滞在し、手術やリハビリを受けながら時には観光をして、体も心も癒す療養ができるよう、昨年春には温泉付きの住居を新築しました。
メディバケーションについては海外にも代理店を設立し、主に脊椎手術適応の患者さまを受け入れます。指宿市の恵まれた資源に加え、指宿港から屋久島まで高速船で約70分という立地も大きな魅力になるのではないでしょうか。地域の交流人口が増え、かつてハネムーンのメッカであったように活性化することをゴールとして目指してまいります。
関係人口という点では、職員定着にも力を入れています。「職員は宝です!」をモットーに、ウェルビーイングを重視した職場環境づくりに取り組み、福利厚生充実のため院内での人間ドックや美容皮膚科の特別価格設定、制服のジェラートピケへの一新、敷地内の企業主導型保育施設「MISプリスクール指宿」に地域枠の設置などがあります。
ここに住む方々の笑顔と、外から訪れる人々の幸せを共に叶える街となることが、指宿市の地域活性化の答えであると考えています。地域の医療機関としてその一助になれると自信を持っています。今春には地元を盛り上げるアートイベントを計画中です!
輝く組織は、個人一人ひとりの輝きの集合体です。職員一人ひとりが輝くためには、待遇・教育・福利厚生の三本柱が重要です。待遇面についてはここ数年での組織改革により整備をしました。教育体制としては段階的役職別研修体制を整え、各部署で業務面はチューターが、精神面はメンターがサポートする体制の徹底を図っています。また、シミュレーターを使用した実践研修やe-ラーニングによるオンライン研修、感染や医療安全対策、褥瘡予防等については各委員会スタッフによる専門的な研修も行っています。整形外科の疾患など、より専門的な診断や治療については医局主催にて、新人職員教育疾患別レクチャーも開催しており、法人全体で新人教育を支える教育活動が当院の強みです。
当法人が目指す、患者さまやご家族の「心に寄り添う医療」を実現するためには、まず職員が幸せでなければなりません。そのため福利厚生は最も力を入れている取り組みの一つです。美容皮膚科を職員価格で利用できるようにしたところ、女性職員だけでなく男性職員の利用も多いですし、肺ドックやシンプル脳ドック等の活用は、職員自身の健康管理にも役立っています。またジェラートピケの制服も着やすくて可愛いと好評です。
職員の生活環境も様々なので、病院すぐ近くの職員寮や、敷地内の企業主導型保育施設「MISプリスクール指宿」も活用されています。特に「MISプリスクール指宿」は従来の託児所の概念を大きく超え、英語ネイティブの先生と生活の中で身に付ける英語学習を主軸とした15000のプログラムの中から充実した教育を提供しております。