2022年の院長就任。吉井中央病院を前身に外来棟新築開業に合わせて名称を変更しました。これまで出水地域の家庭医として、内科を柱に病気の早期発見・治療やリハビリテーションに力を入れてきたのに加え、私の専門である整形外科を新設。スポーツによるけがや高齢者に多い膝などの関節痛をはじめとした患者さんの悩みにこたえたいと思います。
外来棟は40年ほど前の開院以来、理事長が患者さんに寄り添う中で考えてきた利便性と快適性を追求した設備となっています。
こだわりの詰まった新病棟の待合ホール
特にこだわったのは、来院者の動線やくつろぎやすさ。開放的な待合スペースを中心に、受付や診察室、プライバシーの確保に気を使った検査室を配置しています。膝や腰の痛みがあっても座るのに負担の少ない椅子を用意。待合内の見通しをよくしたことで、患者さんの困りごとに気付きやすくなりました。体に痛みや変形のある患者さんに優しいリクライニング式の点滴台を導入したのも、患者さんのニーズを踏まえたものです。
患者さんから希望の多かった整形外科の手術も可能に
整形外科開設に当たり、手術室を増設したほか、最新のMRI機器を導入。リハビリまで院内で完結できるだけでなく、隣接する介護老人保健施設ニューライフいずみとの情報共有を密にして、退院後に在宅復帰を目指すリハビリを提供できるのが強みです。
研修医・大学院時代を含め5千件以上の手術に関わってきました。この経験を基に、患者さん一人ひとりの症状や背景に合わせた治療を提供し、健康寿命を延ばせるよう力を尽くしたいと考えています。
患者さんに合った医療を提供
隣接する介護老人保健施設ニューライフいずみと合わせ、当院には急性期から回復期、介護までさまざまな分野で活躍できる場があります。医療安全、感染対策、医療改定に対応するための勉強会も随時開催。7月からは在宅復帰を円滑にする地域包括ケアをより充実させるようにしました。安定して働きたい人はもちろん、スキルアップを目指す人の期待に応えています。
大切にしているのはチームワーク。患者さんに向き合う上で、職員同士の連携は欠かせません。一致団結を図るため、焼肉大会や忘年会などレクリエーションを積極的に行っています。コロナ禍の前は出水市の夏祭りに踊りで出場していたほど。心を一つにして患者さんに喜んでもらえる場を一緒につくっていきましょう。