日本二大焼酎杜氏を生んだ南さつま市
世界に誇る焼酎文化伝承プロジェクト、4月1日スタート

PR一般社団法人南さつま市観光協会
2025/2/15
日本の二大杜氏発祥の地・南さつま市から世界に誇る焼酎文化を発信し、地域への誘客と焼酎の消費拡大につなげたい―。
一般社団法人南さつま市観光協会(鹿児島県南さつま市)は、2025年(令和7年)4月1日から、市内の宿泊事業者、南さつま地場焼酎普及推進協議会(通称:南さつま七蔵)と連携し、焼酎にまつわる体験事業や、リブランディングなどの商品開発に取り組む「焼酎文化伝承プロジェクト」を実施します。
南さつま市は、薩摩半島の西南端に位置し、日本三大砂丘のひとつである吹上浜や、リアス式海岸など雄大な自然に囲まれています。日本二大杜氏の黒瀬杜氏と阿多杜氏の発祥の地でもあり、それらの技を伝承した「七蔵」と呼ばれる7つの焼酎蔵があります。
焼酎や日本酒など日本の「伝統的酒造り」がユネスコの無形文化遺産に登録されたことや、北米での蒸留酒需要の高まりから、焼酎マーケットにおいても売上拡大が期待されています。
「焼酎文化伝承プロジェクト」のターゲットは鹿児島への来訪経験があり、「お酒好き、グルメ」な国内外からの観光客。お気に入りの「逸品」を求める旅行者を満足させる企画を準備します。

焼酎文化伝承プロジェクトについて

①利き焼酎体験

七蔵の代表銘柄を一度に楽しめる体験型コンテンツ。体験客はそれぞれの味わいを比較する「味わいチャート」を作成し、最後に試飲した中からどれか1つを飲んで、どの焼酎かを当てます。
味わいチャートは、重い・軽いや、芋の香りが強い・フルーティーで華やかな香り、などの普段焼酎を飲まない人でも分かりやすいような表現で構成されており、テイスティングを行うオリジナル焼酎グラスはワイングラスのようなおしゃれな見た目。焼酎の男性的なイメージから脱皮し、女性や外国人観光客にも楽しんでもらえるよう企画しました。
体験場所:観光物産交流施設 きやったもんせ南さつま(鹿児島県南さつま市加世田本町43-9)
先行インバウンドモニターの様子

②フードペアリング

地元の食材を使ったコース料理を焼酎と合わせて提供します。ペアリングは杜氏と料理人、ワインソムリエの資格を持つ旅館の女将が考案しました。
地元で取れた旬の野菜や魚を、各焼酎との相性を考えた献立。コース料理は全8品で、四季で内容は変わります。
体験場所:松屋旅館(鹿児島県南さつま市加世田唐仁原5636)
すっきりとした味わいの天文館(宇都酒造)は、先付の「鹿児島野菜の白和え」に炭酸割りで提供。
黒瀬杜氏(杜氏の郷笠沙)は白麹らしいまろやかな味わい。地魚のお造りと提供。

③焼酎のリブランディング(飲み比べセット)

各銘柄180mlのミニボトルセットを作成。従来の茶色のガラスボトルと古風なラベルのビジュアルを一新。各銘柄の味わいや割ったときの風合いをイメージしたラベルデザインに、ローマ字表記した銘柄の名称、七蔵のロゴマークを、透明なガラスボトルにあしらいました。
土産品としても持ち帰りやすいサイズ感で、味わいの違いを手軽に比較できます。シンプルでかわらしいデザインの外箱はまるでケーキ箱のよう。焼酎に馴染みのない若年層など、新たなファンの獲得を目指します。
※2025年4月上旬販売予定(数量限定)
貴匠蔵(本坊酒造)=写真中央=は、複雑な香りでガツンとした味わいを、萬世(ばんせい)=左から3番目=はやわらかな甘みを表現している。
日光に影響を受けないよう、外箱は必須。観光客や女性客も気軽に持ち歩けるようなかわいらしいデザイン。
プロジェクトを担当する栁下天祐さんは、「各蔵元の目標が一緒だからこそ実現できたプロジェクト。割り方で味わいや楽しみ方が変わるのは焼酎ならではの魅力だ。生涯を通して長く楽しめるものとして、南さつま市の文化にしていきたい」と話します。
国内外観光客や体験客のデータや満足度のアンケートなどを通して、さらなる域内消費拡大、持続可能な観光地域づくりを目指します。また、今後は地域の人が地域の焼酎を愛飲してもらえるように、「南さつま七蔵焼酎検定(仮)」などを導入し、ファンやガイド養成に取り組んでいきます。
問い合わせ先
社名:一般社団法人南さつま市観光協会
事務局所在地:鹿児島県南さつま市加世田本町34−2
会長:上村敏弘
0993-53-3751(担当:栁下)
jimukyoku-y@kanko-minamisatsuma.jp
PR:一般社団法人南さつま市観光協会

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