若き薩摩の群像2025

― 地元企業ならではの視点大事に ―

明興テクノス

明興テクノス

代表取締役社長 山ノ内 元治 氏

47歳
当社は終戦の翌年に祖父が創業、来年で80年を迎える会社です。電気設備工事の中でも、特に自治体の水に関わる仕事を多く請け負っています。上下水道の監視、制御などシステムは時代に即して変わってきましたが、地元企業ならではのニーズに寄り添う「御用聞き」的な精神は忘れず持ち続けたい、と思います。
東京の大学院を終え、九州電力に勤めました。10年が経つ頃に長男が生まれ、「子どもは鹿児島で育てたい」と考えたのが帰郷のきっかけです。それは東京、福岡と外に出てみて、地元に根をはって商売することの大切さが分かった時期だったのかもしれません。
父にお願いをして入社し、現場や工場を担当。身をもって仕事のタフさを学んだことが、2021年に社長になっても生きていると感じます。近年は県内外の自治体との共同研究・開発も実施しています。今後も大手にはない工事業者の視点を大事に、愚直にインフラに携わる企業の使命を果たしていく覚悟です。

事業内容

1946(昭和21)年、現在の日置市に明興電機商会として設立。明興電設を経て95(平成7)年、現在の社名に。上下水道や集落排水のほか、発電所、ダム、学校、工場など各分野における電気・計装設備の建設工事や各種配電盤製作を行う。従業員は約220人。システム開発部門では現在、高度外国人人材としてネパール人2人が活躍している。
明興テクノス
鹿児島市小松原1丁目10-8
TEL 099-269-2711

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