若き薩摩の群像2025

― 循環型社会へ環境衛生支える ―

サニタリー

サニタリー

代表取締役社長 尾方 洋輔 氏

42歳
鹿児島に根差し、地域の環境衛生を支える当社の仕事はお客さまの不要な廃棄物を安全、適正に処理することです。事業は主に廃棄物の収集運搬、廃棄物の中間処理、下水道や浄化槽といった生活排水に関わる施設の点検・維持管理、廃棄物の性状分析や水質分析といった環境計量証明事業の四つです。処理場であるリファイナリーセンターでは、焼却時の排熱を油水分離処理に再利用し、回収した油脂は焼却炉の補助燃料に使用。分離後の廃水はろ過処理後に焼却施設の冷却水として再利用するなど、処理過程で得られる資源とエネルギーを最大限に活用することで、循環型社会の実現に向けて工夫を重ねています。
近年は老朽化した水道管の漏水による道路陥没や断水が深刻化していることから、人工衛星を活用した漏水検知技術といった新しい技術の普及活動にも取り組んでいます。今後はエッセンシャルワーカーとしての価値をさらに高め、地域に貢献できるよう持続可能な経営を目指します。

事業内容

1955年、谷山衛生社として創業。71年に株式会社サニタリーに組織変更した。し尿くみ取り業務から始まり、焼酎かすの海洋処分業などに進出。現在は廃棄物の収集運搬・処理・保管、公共下水道などの管路維持管理・修繕など、廃棄物や汚水に関わるさまざまな施設の環境整備事業を、環境に配慮しながらワンストップで担う。
サニタリー
鹿児島市東谷山5丁目20-11
TEL 099-268-2014

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