変幻自在、輝く銀河まるで小宇宙 カタクチイワシ5万匹お目見え かごしま水族館

(2020/07/22 06:30)
5万匹のカタクチイワシ
5万匹のカタクチイワシ
水槽に入れられたカタクチイワシ。外敵から身を守るため、球状になって泳ぐ=鹿児島市のかごしま水族館
水槽に入れられたカタクチイワシ。外敵から身を守るため、球状になって泳ぐ=鹿児島市のかごしま水族館
 かごしま水族館(鹿児島市)の黒潮大水槽に21日、カタクチイワシ5万匹がお目見えした。体長6~8センチの群れが水中で銀色の体を輝かせながら、渦を巻いて泳ぐ姿が楽しめる。

 垂水市のかね丸水産が1週間ほど前に鹿児島湾で捕獲したイワシを、漁船で水族館前の北ふ頭に輸送。漁船からは飼育員ら約20人がバケツリレーで輸送用容器に移し、クレーンで容器ごと水槽に入れて放した。

 イワシは、1匹の大きな魚のように群れをつくり、他の魚が近づくと変幻自在に形を変えて逃げていた。水族館によると、エイやカツオに補食されて徐々に少なくなり、1~2カ月後にはいなくなるという。

 会社員の森下丈さん(40)=吉野町=は娘の晴ちゃん(3)と訪れ「5万匹もの大群は初めて見た。群れになるとジンベエザメより大きくて迫力がある」と話した。

 イワシは例年4~5月に搬入しているが、今年は新型コロナウイルスの影響で臨時休館していたため遅れた。展示課の吉田明彦魚類展示係長は「小さな魚たちが大きな魚に立ち向かうため、工夫して群れになる姿を見てほしい」と呼び掛けた。