時計 2020/08/12 07:00

ロン毛「男女」と言われても… 小3男児、強い決意の33センチ ヘアドネーションへ4年越し断髪

髪をカットする追立結吏君=鹿児島市東谷山2丁目
髪をカットする追立結吏君=鹿児島市東谷山2丁目
 僕の自慢の髪を役立てて-。鹿児島市の小学3年生男児が、数年前から伸ばし続けた髪を切り、医療用かつらを無償提供しているNPO法人に寄付した。

 鹿児島市の東谷山小学校の追立結吏(ゆうり)君=小松原1丁目=は、腰付近まで伸ばした髪の毛を33センチ切った。

 ダンスやギターが得意な結吏君は、「おしゃれ」の一つとして4年前から髪を伸ばし始めた。1年ほどたった頃、小児がんのドキュメンタリー番組を見て「困っている人を助けたい」と、ヘアドネーションを決意した。

 同じ年頃の子どもから「男女」と冷やかされることもあった。母真依さん(35)によると、「ゆうり」という名前に加えやせ形の体形から、大人からも女の子に間違えられることが多かったという。

 それでも結吏君の決意は揺るがなかった。寄付するのに十分な長さにまで伸ばし、7月31日に家族が行きつけの自宅近くの美容室で“断髪式”に臨んだ。

 散髪を終えすっきりした結吏君は「頭が軽くなった。ヘアドネーションをもっと調べて夏休みの自由研究にしたい」と気合十分。カットした福司山昌子さん(33)は「手入れが行き届いていて髪の状態が非常に良い。いいウイッグができるはずだ」と太鼓判を押した。