時計 2020/10/11 15:00

鹿児島高専とNECが連携協定 AIの人材を育成 校内に顔認証の入退管理、実証実験へ

南日本新聞ニュース
 鹿児島工業高等専門学校(霧島市隼人)とNEC(東京)は、人工知能(AI)領域での人材育成を狙い、包括連携協定を結んだ。敷地内の女子寮と図書館の入退管理に顔認証システムを取り入れる1年間の実証実験を、来年2月にも始める。

 氷室昭三校長と小玉浩執行役員常務が出席し、オンライン形式の締結式が8日あった。両者は2年ほど前からAI分野での協力を深め、学生と専門技術者がアイデアを出し合う研究会の活動などを重ねてきたという。

 実験には、NECの生体認証の中核技術を使う。入館時に未登録者アラームを出して不正侵入を検知し、セキュリティー強化につなげる。同校によると、学生がプログラム教育の中で新しい機能を追加できる仕様にもなっている。

 鹿高専側は「1、2年のうちからAI研究の経験を積んでほしい」と期待。NECにとって、高専との包括連携協定は初で、同社広報室は「AI技術がどういうものかを身近で実感してもらう教育を通し、人材の裾野を広げたい」と説明した。