時計 2020/11/02 10:30

「鬼滅の刃」で使われた書体、町おこしに「全集中」活用 学校案内板「闘龍」、商品券「黒龍」次々 鹿児島・さつま

「黒龍」書体を使った食事券=さつま町宮之城屋地
「黒龍」書体を使った食事券=さつま町宮之城屋地
 さつま町で、人気テレビアニメ「鬼滅の刃」で使われた毛筆書体の活用が相次いでいる。製作した地元の昭和書体の協力を得て、看板や食事券に登場。映画版が大ヒットしている作品にあやかろうと、「全集中」で町内外にPRする。

 同町虎居の国道267号沿いにお目見えしたのは、「県立薩摩中央高等学校」と書かれた案内板。横9.6メートル、縦0.8メートルで、アニメで登場人物の紹介に使われた「闘龍」という書体を使う。

 定員割れが続く地元高校の魅力を発信しようと、町が約200万円かけて設置した。部活などでの生徒たちの活躍を発信できるよう横断幕を掲げるスペースも設ける。生徒の評判も上々。1年末吉愛吹さんは「力強い文字でかっこいい。アニメの登場人物のように諦めない強さを持ちたい」と話す。

 さつま町商工会は、2日から販売する「Go To イート」の食事券を作った。書体は同じく人物紹介に使われた「黒龍」。アニメ主人公が着る服の市松模様をデザインに取り入れ、町のシンボルのホタルと竹をイメージし、黄色と緑色を組み合わせる。

 1セット5千円分を4千円で、5千セット販売。食事券は町内の飲食店で使用でき、同会本所と支所で購入できる。手塚良平観光サービス部会長は町外者の利用を期待。主人公の決めゼリフから「全集中でもてなしたい」と意気込む。