時計 2020/11/24 13:30

92歳述懐「集落全部の家 一気に火」 終戦直後の弾薬爆発事故、米側資料で判明した真相 鹿屋市企画展

鹿屋市郷之原町の武器弾薬集積所爆発事故について体験を語る吉元春男さん=20日、同市のリナシティかのや
鹿屋市郷之原町の武器弾薬集積所爆発事故について体験を語る吉元春男さん=20日、同市のリナシティかのや
 鹿屋市の企画展「鹿屋の記憶 75年前の真実を未来につなぐ」で展示している米国立公文書館の資料の中に、太平洋戦争終戦後、同市郷之原町の弾薬集積所で起きた爆発事故について、米側が調査した報告書が見つかった。75年をへて真相が明るみになり、報告会が企画展会場のリナシティかのやであった。

 爆発は戦後間もない1945年11月8日、旧日本軍の爆弾など総重量226トンの爆発物が集められた場所で発生した。近くの二つの集落に飛び火して住家69戸が焼け、女性1人が死亡した。翌日には不発弾の爆発により3人が死傷した。

 米軍の報告書には、日本人作業員が小型照明弾を誤作動させて大型照明弾に引火したとみられるという記述があった。

 20日にあった報告会では、17歳の時に自宅が被害に遭った吉元春男さん(92)が「集落の家全部に一気に火がついた。いつも遊びに行くばあちゃんが亡くなり悲しかった」と振り返った。