時計 2020/11/28 10:15

鹿児島国際大に4年制看護学部新設 2023年4月、鹿児島看護学校引き継ぐ

看護学部新設に向けて協定を結ぶ鹿児島医療センターの田中康博院長(左)と鹿児島国際大学の大久保幸夫学長=27日午後、鹿児島市城山町の同センター
看護学部新設に向けて協定を結ぶ鹿児島医療センターの田中康博院長(左)と鹿児島国際大学の大久保幸夫学長=27日午後、鹿児島市城山町の同センター
 鹿児島市の鹿児島国際大学は27日、2023年4月に4年制の看護学部を新設すると発表した。24年3月に閉校する鹿児島看護学校(同市下伊敷1丁目)の運営を引き継ぐ。看護学校側と教育や人材交流などの包括連携協定を同日結んだ。今後、文部科学省への設置申請準備を進める。

 1946(昭和21)年設立の鹿児島看護学校は3年制で約240人が学ぶ。医療の高度化が進む中、3年間の修学年限では困難な面が多いとして昨年12月に閉校届を県に出し、今年8月に看護大学の設立・運営事業を公募。鹿国大を運営する津曲学園が応募し、事業者に10月決定した。新設学部は看護学校の敷地・校舎を活用する。

 看護学校は22年度から入学者募集を停止し、生徒は卒業まで校舎を使用する。卒業生は5千人超。同校を運営する独立行政法人国立病院機構鹿児島医療センターの田中康博院長(62)は「長い歴史の幕を閉じるのは悲しいが、質の高い人材を育てるには大学のノウハウが必要」。鹿国大の大久保幸夫学長(66)は「人文系総合大学として第4の学部設置へ大きな一歩。保健・看護でも地域貢献できるのは喜び」と述べた。

 県内には鹿児島大医学部保健学科に看護学専攻、鹿児島純心女子大に看護栄養学部がある。4年制の学部学科が少なく、毎年数百人単位の人材流出が課題となっている。