時計 2021/01/13 23:00

霧島国際ホテル5月閉館 コロナ禍で宿泊客激減 「50年のご愛顧に感謝」

新型コロナウイルスの影響で5月20日で閉館を決めた霧島国際ホテル=霧島市牧園町高千穂
新型コロナウイルスの影響で5月20日で閉館を決めた霧島国際ホテル=霧島市牧園町高千穂
 霧島市の霧島国際ホテルは13日、5月20日で閉館すると明らかにした。新型コロナウイルスの影響で宿泊客が激減し、営業継続の見通しが立たなくなったため。創業から50年たち、老朽化した建物の改修費がかさむことも響いた。

 ホテルは昨春、コロナ感染拡大で2カ月半の休業を余儀なくされた。7月の営業再開後に盛り返したが、政府の観光支援事業「Go To トラベル」の一時停止で年末年始のキャンセルが続出。昨年4~12月は客数、売り上げともに例年の4割に落ち込んだ。

 駒走隆志常務(64)は「コロナの影響は長引くとみられ、業績回復のめどがつかない。突然の判断でご迷惑をかけおわびする。50年のご愛顧に心から感謝したい」と話した。建物は取り壊しを含め、対応を検討する。

 社員約60人を含む従業員約150人に13日、閉館の決定を伝えた。行政などの協力を得て再就職を支援する。

 ホテルは1971年創業し、大和紡績(大阪市)の子会社・大和紡観光(霧島市)が運営する。地上8階地下1階で客室数165、収容人数は500人。敷地面積は約4万1000平方メートル。宴会場10室や大浴場、岩盤浴などがあり、延べ649万人の宿泊客が利用した。