時計 2021/01/15 14:00

鹿児島・さつま町の鳥インフル、高病原性と確定 養鶏場の殺処分など防疫措置完了

鳥インフルエンザ発生農場で鶏舎内を清掃する県職員ら=14日午後2時25分、さつま町(鹿児島県提供)
鳥インフルエンザ発生農場で鶏舎内を清掃する県職員ら=14日午後2時25分、さつま町(鹿児島県提供)
 鹿児島県は14日、さつま町の養鶏場で発生した鳥インフルエンザについて、農研機構動物衛生研究部門(茨城県つくば市)でのウイルス検査で高病原性(H5N8亜型)と確定したと明らかにした。約3万2千羽の殺処分など防疫措置は同日午後11時までに終えた。

 県が半径3キロ内の8農場で行った目視検査や、10キロ内の全41農場からの報告では、異常は確認されていない。

 殺処分は13日午前4時から県職員らが従事し、14日午前1時50分に完了。敷地内での埋設、鶏舎の清掃・消毒までの防疫措置を含め、延べ約710人が投入された。県建設業協会約30人も重機操作などで協力した。

 防疫措置の終了に伴い、卵・鶏の持ち出しが禁止される移動制限区域(3キロ内)の8農場の検査で異常がなければ、10日経過後の25日に改めて清浄性検査を実施する。陰性が確認された後、33農場がある搬出制限区域(3~10キロ)を解除。新たな発生がなければ、2月5日に移動制限区域も解かれる見通し。

 県畜産課によると、殺処分は2011年1月以来。作業に不慣れな面はあったものの、目標通り24時間以内で殺処分、72時間以内で全ての防疫措置を済ませた。

 塩田康一知事は「農林水産省から技術指導を受けながら今後の対策を含め再度、防疫意識を高くして取り組む」と語った。
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