時計 2021/03/08 06:30

軽妙に伝統農耕劇 コロナ収束と五穀豊穣を祈願 薩摩川内・2神社

次郎次郎踊りで暴れ牛を引きながら田を耕す踊り手=薩摩川内市水引町の射勝神社
次郎次郎踊りで暴れ牛を引きながら田を耕す踊り手=薩摩川内市水引町の射勝神社
 薩摩川内市の二つの神社で7日、農作業を模した伝統行事「太郎太郎踊り」と「次郎次郎踊り」が奉納された。雨が降りしきる中、参加者は五穀豊穣(ほうじょう)と新型コロナウイルスの収束を祈願した。

 次郎次郎踊りは水引町の射勝(いすぐる)神社であり、踊り手が見物人らを田んぼの害虫に見立て、火のついた丸太で追い回した。農耕具を引く牛役も暴れ回った。

 新型コロナ感染防止のため事前告知せず、見物客は例年より少なめ。地元の草道公民館の浜田茂館長(73)は「コロナが収束し、来年は多くの人に来てもらいたい」と話した。

 高江町南方神社の太郎太郎踊りには、怠け者の太郎やテチョ(父)、オンジョ(祖父)役らが鹿児島弁で軽妙なやり取りを披露。酒盛りの場面で「疫病がはやっているから、お前の茶わんで一緒に飲めない」とアドリブを入れ、観客を沸かせた。