時計 2021/03/08 14:30

女性議員「クオータ制」51%賛成 93% 女性増を支持 「国際女性デー」県内アンケート

 鹿児島県内の女性議員全74人の51.4%にあたる38人が、議席や立候補者などの一定数を女性に割り当てる「クオータ制」導入を支持することが南日本新聞のアンケートで分かった。女性議員を増やすことに賛成と答えたのは、69人(93.2%)に上った。

 県と県内43市町村議会のうち、県議会と30市町議会に女性議員がいる。国際女性デーを前に、2月にアンケートを郵送し、全員から回答を得た。

 クオータ制導入の賛否は、賛成が38人、32人(43.2%)が「どちらでもない」とし、3人(4.1%)が反対、無回答1人だった。

 賛成理由として「特に鹿児島県は、能力がある女性でも自主的に立候補するのは難しく、クオータ制を取り入れなければ増やすのは難しいと実感する」などの意見が出た。「どちらでもない」とした議員からは「人数もだが、ある程度の『質』が重要」「政党が自ら決めるべき」との声が上がった。

 女性議員を増やすことへの賛否では、賛成69人のほか、5人(6.8%)が「どちらでもない」とした。反対は1人もいなかった。

 それぞれが所属する議会の女性議員比率については、43人(58.1%)が「評価しない」、15人(20.3%)が「評価する」、13人(17.6%)が「どちらでもない」とした。3人は無回答。「評価しない」とした議員からは「もっと増えるべき」との指摘が目立った。

 政治分野での男女共同参画推進に必要な取り組みを選択式(三つまで)で尋ねたところ、「ジェンダーバイアス(性に基づく差別や偏見)をなくすための教育」(46人)が最も多かった。「議員活動と育児などの両立支援」(43人)、「家族の理解」(41人)、「クオータ制導入」(30人)が続いた。「議会や選挙でのハラスメント防止のルール作り」「資金面の支援」「女性候補者への政党の支援」を選んだ議員もそれぞれ10人を超えた。

 その他として、「女性の社会・政治参画を学ぶ機会」「女性蔑視風潮・事例に関する報道の仕方のルール作り」「選挙休暇制度」といった提言もあった。
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