時計 2021/04/09 12:45

自慢のおしゃれ髪、医療用に寄付 男子の記事見て「からかわれたのに、すごい」とバッサリ

豊かな黒髪をカットした西村杏澄夢さん(右)と母美由記さん=南さつま市加世田東本町
豊かな黒髪をカットした西村杏澄夢さん(右)と母美由記さん=南さつま市加世田東本町
 南さつま市の益山小学校4年の西村杏澄夢(あずむ)
さんが、医療用かつらに寄付するヘアドネーションのためにロングヘアをカットした。地元の鹿児島益山一輪車クラブで演技する際、「おしゃれのアクセントに」と伸ばしていた。

 1年時に一輪車を始めた。クラブではイベントや祭りに招かれたり、福祉施設を慰問したりしている。幼児の頃から伸ばす髪は演技の邪魔になるが、束ねるとかえっておめかしした気分になり気に入っていた。

 先日、寄付のために髪を伸ばした日置市の小学生男子2人のことをニュースで知り、カットを決めた。「女の子みたいとからかわれたのに、人の役に立とうとやり遂げたのはすごい」と感心した。

 地元のヘアサロンで3月30日、腰まで届く髪に別れを告げた。付き添った母美由記さん(50)は「病気で苦しむ人を思いやって決断してくれたのはうれしい」。

 祖母の若松トミさん(81)は「ショートもかわいい」と笑顔を向けた。西村さんは「一輪車をもっと上達させて、おしゃれではなく演技で楽しませるようになりたい」と話した。