時計 2021/04/15 12:17

ナポリ通りにあってパース通りにない…幹の途中に花咲かせる街路樹 なぜ?

街路樹のクスノキに着生して咲くデンドロビュームの花=鹿児島市のナポリ通り
街路樹のクスノキに着生して咲くデンドロビュームの花=鹿児島市のナポリ通り
 「ナポリ通り(鹿児島市)の街路樹から生えているラン科の花は何? なぜパース通りの街路樹には生えてないの?」。読者から疑問が寄せられた。ナポリ通りの中央分離帯に並ぶクスノキを見上げると、枝の付け根や幹に紫やピンク、白の花が固まって咲き、通りを彩っている。

 市公園緑化課によると、ランは野生のものではなく、人工的に施したもの。2018年度に実施した「花と緑のおもてなし事業」の一環で、ナポリ通りのクスノキ45本に、1本当たり10カ所程度に植え付けた。20年に予定していたかごしま国体の選手や観光客を念頭に、陸の玄関口を南国らしく演出した。4年目の今年も順調に育っている。

 花は着生ランの「ガーデンデンドロビューム」。苗をクスノキの表面に麻の布とひもで固定すると、時間とともにコケのように張り付く。樹皮表面の水分で育つため、水やりや追肥はいらない。樹木本体にも影響はないという。公園緑化課は「もっと大きく育ってほしい」と期待。パース通りでの植栽についても「期待する声が多ければ検討したい」。
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