時計 2021/04/28 22:00

聖火リレー、鹿児島を完走 最終ランナー恵さん「多くの応援ありがたかった」 希望のともしび沖縄へ

セレブレーション会場に入る聖火ランナーの恵俊彰さん=28日午後7時45分、指宿市営陸上競技場
セレブレーション会場に入る聖火ランナーの恵俊彰さん=28日午後7時45分、指宿市営陸上競技場
 鹿児島県入りした東京五輪の聖火リレーは最終日の28日、出水市から最終地点の指宿市まで7市を84人のランナーが走り継いだ。4都府県に緊急事態宣言が発令される中、新型コロナウイルスの感染拡大防止対策を取りながら2日間で14市町を巡った。ランナー192人の思いが詰まった希望のともしびは、次の沖縄県へと託された。

 聖火は西之表市、薩摩川内市、日置市を経て伊佐市の曽木の滝公園で歓迎式を行った後、南九州市から指宿市に入った。

 出発式が行われた出水市文化会館前では、塩田康一県知事が「聖火リレーが新たな希望の道を照らしてくれる。希望の火を次の沖縄県、7月の開会式へとつなぎたい」とあいさつ。ランタンの火をトーチに受けた第1走者の岩下彩音さん(17)=出水高校3年=は、同市を拠点に活動する和太鼓集団和楽の軽快なリズムに乗って走りだした。

 ゴール地点の指宿市営陸上競技場では、聖火の到着を祝う式典「セレブレーション」が行われた。午後7時40分ごろ、最終ランナーを務めたタレントの恵俊彰さん(56)がトーチを掲げて笑顔で入場。塩田康一知事らが待つステージに上り聖火皿に火を移すと、会場は大きな拍手に包まれた。

 大役を終えた恵さんは「多くの方に応援をいただきありがたかった。オリンピックが開催され、みんなが幸せで元気になれることを願っている」と語り、塩田知事は「聖火の風景が県民の記憶に長く残ってほしい」と締めくくった。

 県実行委員会は、感染防止対策のため、観客誘導と交通規制に当たるスタッフを各市町に配置し対応した。28日も初日と同様、一部市街地と著名人ランナーが走る区間で混雑が生じたものの、事故やトラブルはなかった。

 聖火は全国を巡った後、7月23日の開会式で、東京・国立競技場の聖火台にともされる予定。

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(各コースのランナーの写真もアップ)

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