時計 2021/05/04 21:00

甘えん坊、やんちゃ、お兄ちゃんもお世話 動物園の赤ちゃんすくすく 鹿児島市・平川動物公園

ユーカリの上でのんびりと過ごすユメ(左)とソラ=鹿児島市の平川動物公園
ユーカリの上でのんびりと過ごすユメ(左)とソラ=鹿児島市の平川動物公園
 鹿児島市の平川動物公園で、動物の赤ちゃんたちがすくすくと成長している。気持ち良さそうに昼寝するコアラや、母親のおなかの袋から顔を出し始めたアカカンガルーなど、かわいらしい顔がいっぱいだ。

✲よちよち

 母親のおなかに抱き付いているのはチンパンジーのライチ。昨年12月に生まれたメスで体長40センチほど。時折、母親から離れてよちよちと四つんばいで歩く姿は、まるで人間の赤ちゃんのよう。思わず「がんばれ!」と声をかけたくなる。飼育展示課の小村圭さん(35)は「人間でいえば8カ月ほど。ライチの兄も育児に関わろうとしている。他のチンパンジーたちの行動も見てほしい」。

✲1日に22時間おねむ

 1日で22時間を寝て過ごすコアラ。去年6月に生まれたソラも、ユーカリの上でじっと目を閉じて穏やかな表情だ。午後4時ごろの食事の時間になると動きが活発に。木から下りて母親の背中に飛びつく姿を見ることができた。ソラや仲間たちを1時間以上眺めていると、それぞれの性格や顔の違いも分かるようになった。

✲性別まだ不明

 オーストラリアの自然ゾーンは、4月に母親の袋から出てきたばかりのアカカンガルー2頭がお目見えしている。性別は分からず、名前もまだない。ぴょんぴょんと母親の後を付いて回ったり、何度も袋に入ろうとしたりと、甘えたい盛りのようだ。生息地はオーストラリアだが、実は暑さが苦手。自分の体をなめて涼をとる姿もかわいらしい。

✲「ドッグ」…リスの仲間

 ドッグといいながらリスの仲間なのがプレーリードッグ。危険が近づくと「キャンキャン」と犬のように鳴く習性が名の由来だ。2月に生まれた5匹の赤ちゃんは体長10センチほどまで成長。体をくねらせ、元気いっぱいに敷地を走り回っている。きょうだいで仲良く餌の青草を分け合う姿や鼻同士を近づけあいさつをかわす姿も見ることができる。

 飼育展示課の桜井普子課長(52)は「動物によって赤ちゃんへの接し方は違う。子育ての方法の違いも観察していただければ」と話した。