時計 2021/05/16 23:00

コロナ下、子どもの見守りに陰 青パト隊、車内感染防止で巡回短縮 マスク姿…不審者? 判別しにくく

 新型コロナウイルスの感染拡大は、子どもらを見守る活動にも影響を与えている。鹿児島県内の青パト隊は車内での感染を防ぐため、巡回時間を短縮したり、マイクからテープのアナウンスに切り替えたりと対策を模索。マスク着用が定着する中、不審者の特徴が通報しづらいという課題も生じている。

 青パトのパトロールは、隊員の安全確保や多くの目で異常を発見するため複数人での巡回が推奨されている。隊員には高齢者が多く車内感染に細心の注意を払う。

 鹿児島市の青パト隊「吉野おげんきかい」は昨春以降、感染を不安視する隊員に配慮し、毎週2時間のパトロールを1時間にした。永山惠子事務局長(68)は「地域で大人の目が減っているコロナ下こそ必要な活動だが、感染も怖いのが本音」と明かす。

 「いちき串木野市生福地区青パト隊」は、週2回の巡回時にテープを回しマイクを使う機会を減らす。松田昭和隊長(86)は「地域の感染が拡大するようであれば中止も視野に入れる」と気をもむ。

 マスク生活になり、不審者情報を共有する難しさも出ている。伊佐市の山野地区防犯パトロール隊の古里秀人さん(72)は「ふだんはマスクも特徴の一つとして共有できるが、今は着用が当たり前。人相や年齢を把握するのが難しい」と語る。いちき串木野警友青パト隊の長友弘安隊長(69)は「子どもらには車の色や帽子の形など具体的に伝えるようにしている。地域でこれまで以上に詳細な情報を共有し防犯につなげたい」と話した。
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