時計 2021/05/29 07:20

保育士、在宅介護家族らに優先接種 鹿児島県 余剰ワクチン廃棄防止で指針 新型コロナ

 鹿児島県は28日、新型コロナウイルスのワクチン接種でキャンセルが出て余った場合の対応指針をまとめ、市町村や医療機関に通知した。接種対象は、保育士や重度障害者を在宅で介護する家族ら6項目。廃棄を防ぐため、緊急時は接種券を持たない人も対象とし、柔軟に対応するよう求めた。

 接種対象者は、(1)高齢者や基礎疾患がある人、高齢者施設職員ら接種順位が早い人(2)業務で子どもと接する機会が多い教職員ら(3)医療的ケア児などを在宅で介護する家族(4)接種会場の接種業務従事者(5)警察や消防、公共団体の職員(6)市町村が必要と認める人-を例示した。

 重症化リスクや大規模なクラスター(感染者集団)の発生防止を考慮し、特に(3)までを優先させる。

 市町村と医療機関に、接種が受けられる人のリスト作成など事前の検討・準備を進めるよう要請。ワクチンが余った場合は対象者に電話で連絡し接種を呼び掛ける。こうした余裕がないときは、現場判断で対象者以外に接種することも認めた。

 県新型コロナウイルス感染症対策室は「策定が遅れて申し訳ない。各市町村はこの指針を参考に方針を決め、定めた方針は公表してほしい」としている。
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